5 緑の中の結婚式場アァすてき“グリーンセンター”について

それでは、大きな5の質問に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵  きのう、我が党の宇田川好秀議員が園芸の研究施設として提案しました。その施設の利用プラスアルファとして、日本一の結婚式場を目指し、シャトー赤柴、レストラン赤柴及びグリーンプラザ、管理事務所の全面建替えを提案します。市民に日本国民に、すばらしい結婚式をプレゼントしましょう。
 私のもとに、ある市民より、幼き頃、白いウエディングドレスを着た花嫁さんが白ハトを放す光景が目に焼きついていたらしく、シャトー赤柴を訪問した感想を持ってきました。建物が老朽化して、空調設備が機能しているのか。幼き頃の美しい思い出が飛んでしまったと嘆いていました。すばらしいロケーションをいかに使いこなすか。公有財産の活用を考え、厳しい財政状況を好転させていこうではありませんか。今後のグリーンセンターの活用をどのように考えているのか、当局の見解をお話しください。
一般質問答弁用

◎田中紀夫経済部長

 大きな5 緑の中の結婚式場アァすてき“グリーンセンター”についてのお尋ねでございますが、グリーンセンターは昭和42年に開園し、前後して大集会堂をはじめ各施設が建設されました。御指摘の各施設につきましては、今年で40年を迎えますことから施設の老朽化などの課題もありますが、今後とも花木植物園を中心として市民の方々の憩いの場として楽しめる施設となるよう、グリーンセンター全体の持つ機能を十分活用できるよう努力して参ります。
 以上でございます。


◆11番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成

 そして最後、大きな5でございますが、ぜひグリーンセンターに私は日本一の結婚式場をつくっていただきたい。火葬場が非常に難しい、火葬場が無理なら、せめて結婚式場だけでも川口市に日本一を要求いたします。
 どうも大変ありがとうございました。終わります。

4 0(ゼロ)からの風~交通安全対策について

それでは、大きな質問4に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵

 (1) 映画「0(ゼロ)からの風」上映会と「生命(いのち)のメッセージ展」について

 先週5日の試写会に参加させていただきました。今回の一般質問の原稿が2割程度しか書けていなく、迷いがありましたが、質問前に鑑賞してよかった。ナイス、市長。感動した。涙に沈みました。かつての日本は、世界一安全な国・日本として、他国からうらやましがられるほどでした。交通事故や犯罪で毎年1万人もの尊い命が奪われている今、もう一度世界一安全な国・日本を取り戻すために、まずは川口市から昨年9月25日の大変痛ましい交通事故を教訓に、川口市交通安全都市宣言に基づいた生命のメッセージ運動を展開させようではありませんか。人の命を奪ってはいけない。命、心を傷つけてはいけない。頭ではなく、あなたの心でわかってください。奪われたものの大きさ、残されたものの悲しみ、命の重さを。

 質問アとして、上映会とメッセージ展の広報について。

 今月22日、23日と11月30日、そして年明け1月26日、27日の上映を予定しているようですが、多くの市民や運送会社をはじめ多くのドライバーさんに足を運んでもらいたいものです。広報、PR活動をどのように考えているのかお聞かせください。また、来年3月、生命のメッセージ展についてもあわせて答弁ください。

 質問イとして、今後の取り組み方について。

 人が暴力的に命を奪われることなく、精いっぱい生きることができるまち・川口を夢見ています。ある宗教は、罪びとを許しなさいと説いていますが、許してはいけない罪があります。罪が重ねられないよう願うからです。命の重さを考え、同時にあってはならない罪を心に刻み、多くの市民に伝えるため、年1回11月10日、川口の日に上映会とメッセージ展の開催を提案いたします。9.25事件(4人の園児が死亡、17人の園児、保育士が重軽傷)を風化させないために、当局のお考えをお聞かせください。

 質問ウとして、交通安全思想の徹底と交通秩序の確立について。

 危険運転致死傷罪を新設する刑法改正案が国会で可決されたのが平成13年11月28日でした。この映画のモデルになった鈴木共子さんの御子息と友人が事故(殺人行為)に遭ったのが平成12年4月。刑法改正まで2年もかかっていない。
やる気と本気と根気があれば、交通安全思想の徹底と交通秩序の確立をさせることが可能です。当局はどのような手段をお考えかお聞かせください。

 (2) 夏休みファイナル交通安全子どもスペシャルについて

 先月末にリリア音楽ホールにおいて開催されたイベントです。入場者が7割程度の入りで、子どもと大人、おおよそ半分ずつの入りだったと参加者より聞いております。子ども対象のイベントなのかなと感じていますが、子どもの動員等に多少疑問を感じます。

 質問アとして、当事業の意義と評価についてお聞かせください。

 質問イとして、今後、この事業のあり方についてのお考えをお話しください。

 (3) 自転車の乗り方について

 子どもスペシャルの式典の中で、自転車用ヘルメットの贈呈式が行われたようですが、市内の子ども(小学生対象)に対して自転車に乗る際の指導等はどのようにされているのか1点目として伺います。
 2点目として、高齢者の自転車による交通事故を心配する声があります。市内においてどのくらい交通事故が発生しているのかお聞かせください。

 (4) 道路改良事業について

 質問ア 神根第128号線議案第102号に係わって。

 昨年12月定例会での答弁ですと、優先的に整備して参りたいとのことでしたが、今回設計変更との理由で264万4,000円が上程されました。この予算が無事通ったら工事着工に入れるのでしょうか。
 1点目として、工事内容をお聞かせください。
 2点目として、グリーンセンター北交差点が安心・安全に児童・生徒が歩行できる日はいつ頃になる予定かお話しください。

 質問イ 神根第102号線側溝について。

 地元道合町会の多くの市民から、大変危険だから早期に改善してほしいとの声です。この市道は何度となくアスファルト舗装を行い、そのたびに道路面が上がり、側溝との段差が約50センチ程度となっています。大きな事故が発生する前に道路改良を熱望します。当局の計画をお聞かせください。

一般質問答弁用

◎岡村幸四郎市長 稲川和成議員の御質問に順次御答弁を申し上げます。

 大きな4の(1)のア 上映会とメッセージ展の広報についてのお尋ねでありますが、この「0からの風」の映画は、最愛の一人息子を飲酒運転の暴走車によって亡くした母親が、その絶望と悲しみの中から立ち上がり、危険運転致死傷罪の新設をなし遂げるという実話に基づく感動的な物語で、私自身もこの映画から深い感銘を受けた次第であります。私は、昨年9月の保育園児死傷事故をきっかけとして、交通事故撲滅に全力を挙げて取り組んで参りました。交通事故から子どもたちを守るための緊急アピールの発信や保育園の園外保育に使われる441ルートの道路診断及びその結果に基づく安全対策の実施、また国家公安委員長、国土交通大臣等に対する罰則の強化や生活道路の法定速度引き下げの要望、そしてこれに伴う構造改革特区提案など、二度とこうした事故が起こらないよう対策を講じて参りました。
 今回の上映会及び生命のメッセージ展開催もこの取り組みの一環として企画をいたしたものであります。上映会及びメッセージ展の広報につきましては、広報紙やホームページへの掲載をはじめ、市内の高等学校や大学、企業等へのPR等、あらゆる機会を捉え、より多くの方々への周知を図り、交通事故の悲惨さや命の尊さを伝えて参りたいと存じております。
 以上であります。

◎橋本文雄教育総務部長 御答弁申し上げます。

 大きな4の(1)のイ 今後の取り組み方について。
 毎年川口の日に上映会とメッセージ展の開催をとの御質問ですが、昨年9月の痛ましい保育園児死傷事故を風化させることのないよう事業を展開することは、大変有意義なことであると認識いたしております。しかしながら、上映会につきましては、上映時間に約2時間を要するため、川口の日の中での開催は長時間となり参加者への負担が大きくなってしまうこと、またメッセージ展につきましては、全国各地を巡回しているため、開催スケジュールの確保の問題や通常は数日間の開催であること等、一定の要件があるため、毎年同時期での開催は難しい状況でございますので、御理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

◎両家完二市民生活部長 順次御答弁申し上げます。

 大きな4の(1)のウ 交通安全思想の徹底と交通秩序の確立についてでございますが、交通安全思想の徹底につきましては、みずからが交通社会の一員として自覚と責任を持ち、交通ルールの遵守と交通マナーを実践できるように幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校と協力し、体系的、実践的な交通安全教育を行うとともに、街頭キャンペーン等の啓発活動を通じて普及に努めて参りたいと存じます。
 また、交通秩序の確立につきましては、警察署をはじめ交通安全母の会、交通安全協会等の関係機関と連携協力し、正しい交通ルールや交通マナーの向上と交通安全意識の高揚を図って参りたいと存じます。
 次に、同じく(2)のア 夏休みファイナル交通安全子どもスペシャルの事業の意義と評価についてでございますが、この事業は埼玉県警察の事業であり、交通安全フォーラム等を開催し、次代を担う子供たちがみずから交通事故防止について考え、みずから安全行動をとることができるよう、意識の醸成を図ることを趣旨として実施されたものであります。埼玉県警察では、昨年の川口市での保育園児死傷交通事故を風化させることのないようにと、子どもを中心とした交通安全啓発事業の開催を考え、川口市を選定したとのことであります。当日は、市内小中学校の生徒約250名が事業に参加し、子どもがパネリストとして参加した交通安全フォーラムや合唱発表のほか、警察官から子どもの交通事故状況などが聞ける有意義な事業でありました。
 次に、同じく(2)のイ 事業の継続は考えているのかについてでございますが、埼玉県警察といたしましては、今回のような交通安全啓発事業は初めてであり、事業内容等を検証した上で、来年度の実施を含めて検討していきたいとのことでありました。
 次に、同じく(3)の1点目、自転車用ヘルメットの指導についてでございますが、平成19年6月20日、改正道路交通法が公布され、1年以内の施行となっております。この改正道路交通法では、「児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に自転車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」と、ヘルメット着用努力義務の規定が導入されたところであります。今後、自転車用ヘルメットの指導につきましては、広報紙等での周知はもとより、交通安全教室等においても着用についての普及啓発活動に努めて参りたいと存じます。
 次に、同じく(3)の2点目、平成19年に入っての市内における高齢者の自転車による交通事故の件数でございますが、7月末現在67件で、事故の内容といたしましては、死者3名、負傷者135名となっております。
 以上でございます。


◆11番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成

 大きな4でございますが、「0からの風」交通安全対策についての(1)のイについてですが、今後の取り組み方、教育総務部長、11月10日は難しいということでございます。私も11月10日単独で毎年この日にやるのは難しいかなと感じております。11月10日ではなくて、やはり鈴木共子さん等々、やはり川口の戸塚でああいう悲劇があったわけでございますから、やはり僕は少なくとも年1回は何らかの方法でこの上映会、メッセージ展を計画していただきたい。

3 母性と父性の役割を明確にした川口市男女共同参画計画改訂版を

それでは、大きな質問3に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵

 (1) 川口市男女共同参画計画検討委員会設置の経緯について

 質問アとして、委員の選出方法について。
 知識経験者、関係団体、関係行政機関、そして一般公募と15名を選出しておりますが、決め手は何だったのでしょうか。あわせて伺うが、私、稲川をはじめ議員を選出しなかった理由は何でしょうか。

 質問イとして、男女比率について。
 男性4名、女性11名とした根拠は何ですか。

 質問ウとして、委員の出席率について。
 初回が6月6日に開催され、月1回ペースで今月までに4回の委員会が開かれていますが、15名の出席率をお聞かせください。100パーセントは何名、75パーセントは何名、50パーセント何名、25パーセント何名、そしてゼロパーセント何名でお願いいたします。

 (2) 委員会のあり方について

 質問アとして、第1回会議を傍聴して。

 平成16年12月定例会で男女共同参画を最初に質問して以来、4年連続今年も市役所幹部の「1年生議員さん、そこまで言うなら毎年質問してください」とのリクエストにこたえております。ある意味、前総理大臣、変人と呼ばれた小泉純一郎先生、衆議院選4回連続落選した上田知事、そして我が党の還暦を迎えられる前原博孝議員とは同じ執念を感じます。本年6月6日水曜日午後1時30分開会の第1回会議を傍聴して感じたのは、平成12年6月20日発足の川口市男女共同参画社会推進会議の会長を務めた方を再び会長として再任した理由をまず伺いたい。質問(ア)とします。

 質問(イ)として、会長のレクチャーについて。

 当日の議題の(3)その他の中で、委員に対して数十分にわたりミニ講演を行いました。このような手法をとることには反対です。会長は検討委員会の座長であるべきです。有識者が集まる委員会でなぜレクチャーを行う必要があったのか、その理由をお聞かせください。

 質問(ウ)として、資料について。

 当日配付した資料作成者と資料の参考文献を明らかにしてください。
 質問イとして、男性委員の増員を。

 検討委員会は、来年2月までのスケジュールであと5回の会議が残されています。30代、40代の子育て真っ盛り、働き盛りの男性有識者の意見をもっと聞いてほしい。増員を要求いたします。
 質問ウとして、検討委員会の予算は幾らでしょうか。

 (3) 基本的な考え方について

 親が子にいかにかかわるべきかについては多様な価値観があり、我が家には我が家の方針があるから余計な口出しはするなという風潮が少なからずあります。しかし、どういう方針であれ、子どもの人格形成の基礎は幼少期の家庭教育によって涵養されることをしっかりと自覚して我が子にかかわることが大事だと認識しています。川口市がどのような男女共同参画社会を目指すのか、基本的なことを質問させていただきます。

 質問ア 日本社会は男性と女性が平等な社会だと思っていますか。

 質問イ 働く女性の七割が出産を機に仕事をやめているらしいがこの事をどう思いますか。

 質問ウ 働きながら母親が育児や家事を充分やっていけると思いますか。

 質問エ 仕事と家庭(子育て)を両立しやすくする為に、国や川口市、埼玉県はどんな事をするべきと考えていますか。

 質問オ、男は外で働き、女は家を守るべきであるという考え方をどう思いますか。

 (4) 真の男女共同参画社会を目指して

 母性的なかかわりが不足し、父性的なかかわりが薄らいで、親の働きが機能しなくなりかけている現代社会にあって、母性的なかかわりとは何か、父性的なかかわりとは何かをしっかりと理解し、親が自信を持って家庭生活を整えていくことが非常に重要であると認識しています。昨今では、母性、父性という言葉に抵抗を示す考え方が力を増しつつあるようです。母性という表現は性による固定的な役割分担を強制するものであるという批判があるからでしょう。
 ここで間違えてならないのは、母性イコール女性、父性イコール男性ではないということです。男性にも母性的なかかわりがなければなりませんし、女性にも父性的なかかわりが必要なこともあると私は考えています。しかし、子どもを抱き締め、受けとめるかかわりは女性の方が優位だと思います。胎児期のかかわりもそうです。一方で男性に優位なのは、子どもの壁となり、子どもが苦労を引き受けて耐えるときに、ともに耐えるかかわりではないかと思います。この性別の差を無視しての男女共同参画社会はあり得ません。男女の特性をそれぞれ生かし、お互いが補い合いながら協力する社会を目指します。当局のお考えをお聞かせください。

一般質問答弁用

◎村川勝司企画財政部長 順次御答弁申し上げます。

 まず、大きな3、(1)のア 委員の選出方法についてでございますが、委員の選出方法につきましては、男女共同参画社会に対し、極めて見識の高い知識経験者4名、また男女共同参画社会に理解の深い関係団体推薦者7名、そして関心の深い公募市民2名の内訳となっております。さらに、議員さんの委員につきましては、当委員会は条例に位置付けた審議会ではないこと、また今回は計画の見直しであり、従来においても議員さんからの選出委員はなかったことから、これまでどおりとしたものであります。
 次に、同じくイ 男女比率についてでございますが、男性4名の内訳は、国際交流、社会教育団体、子育て応援企業、ハローワークの関係団体推薦者4名で、そのほかの委員は11名女性であります。男女共同参画社会の実現のねらいは女性の地位向上等でありますことから、おのずと女性委員が多くなることはある程度やむを得ないものと考えますが、その中においても各男性委員は活発な意見、提言を存分に述べられ、十分にその力量を発揮されておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
 次に、同じくウ 委員の出席率についてでございますが、現在のところ出席率100パーセントの委員は7名、75パーセント出席率の委員は5名、50パーセント出席率の委員は2名、25パーセントの出席率の委員は1名であります。
 次に、(2)ア(ア) 委員の再任理由でございますが、川口市男女共同参画計画検討委員会の再選委員は、男女共同参画社会の実現に向け、これまで国・県においてさまざまな場面で活躍をされている方であります。また、前回の計画策定時には会長として手腕を発揮され、本計画を取りまとめられた実績があり、さらには本市の状況にも大変お詳しい方であります。当初、今回の検討委員会の委員の就任についてはかたく御辞退されたところでありますが、本市から強く検討委員会の委員をお願いしたところであります。なお、会長の選出は計画検討委員会において委員の互選により会長を選出したところであります。
 次に、同じく(イ) 会長のレクチャーについてでございますが、第1回男女共同参画計画検討委員会の議題がすべて終了した後、その他の事項において、国の第2次男女共同参画社会基本計画の改訂と県の男女共同参画推進プランの一部見直しについて、その概要の説明をいただいたところであります。その理由は、男女共同参画社会の実現に向け、委員が国及び県の動向を踏まえ、お互いに共通の認識を持ち、今後の改訂作業にあたっては会議が円滑に進むよう本市から御依頼申し上げたものであります。
 次に、同じく(ウ) 資料についてでございますが、当日配布した資料は、内閣府男女共同参画局の発行の「男女共同参画社会の実現を目指して」の冊子、国際女性の地位協会編「女性の権利」と「やさしく学ぼう女性の権利」の冊子、そして国の第2次男女共同参画社会基本計画の改訂と県の男女共同参画推進プランから抜粋し、取りまとめた資料、そして本市が作成した川口ファミリーの男女共同参画カレンダーであります。
 次に、(2)のイ 男性委員の増員をでございますが、男女共同参画計画検討委員会では4回の会議を開催し、一通りの見直しが行われたところであります。今後は調整段階でありますことから、議員御提案の男性委員の増員につきましては難しいものと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
 次に、同じくウ 検討委員会の予算についてでございますが、予算は委員の報償金のみの106万8,000円であり、特に外注はせずに職員が作成にあたるものであります。
 次に、(3)のア 日本社会は男性と女性が平等な社会だと思っていますかの問いに対してでございますが、我が国では法のもとでの男女の平等がうたわれ、さまざまな分野で男女の平等が進んでおります。しかしながら、国際的に見ると指導的な立場に立っている女性は先進国としては特に少ない状況となっております。また、近年問題となっておりますドメスティック・バイオレンスに代表される女性に対する暴力の問題など、女性の人権を侵害する多くの課題が残されており、その根絶に向け、さらなる努力を続けなければならないものと認識しております。
 次に、同じくイ 働く女性の七割が出産を機に仕事をやめているらしいがこの事をどう思うかでございますが、就業は人々の生活の経済的基盤を形成するものであるとともに、働くことによって達成感が得られ、自己実現につながるものであり、男女共同参画社会の実現にとって、この分野は極めて重要な意味を持っております。ついては、男女双方に対する差別の禁止、妊娠・出産等を理由とする不利益取り扱いの禁止、間接差別の禁止、男女雇用機会均等の実効性確保策等についてさらなる推進を図る必要があると考えております。
 次に、同じくウ 働きながら母親が育児や家事を充分やっていけると思いますかについてですが、男女労働者がともに希望すれば育児休業を取得しやすいよう、あわせて育児休業給付金制度も含めた制度の周知徹底及び企業における制度の定着に向けた指導が必要であります。また、仕事と育児の両立に関する意識啓発を進め、固定的性別役割分担意識の解消や仕事と家庭の両立を困難にする職場風土の改革を進める必要があります。特にこれまで家庭への参画の少なかった男性が家庭生活に積極的に参加できるような環境整備を進めることは重要であると考えているところであります。
 次に、同じくエ 仕事と家庭(子育て)を両立しやすくする為に、国や川口市、埼玉県はどんな事をするべきと考えていますかについてですが、子育てについては社会全体の取り組みとして国民的な理解と広がりをもって支援すべきであり、仕事と子育ての両立にかかる負担感や子育ての負担感を緩和、除去し、安心して子育てできるようなさまざまな環境整備を進める必要があります。とりわけ国においては育児休業中の所得保障を含めた子育て家庭の経済支援のあり方について、財源問題を含め幅広く検討する必要があり、県においては企業における仕事と子育ての両立支援の取り組みの促進を図り、本市においては多様な需要に対応した保育サービスの整備等が必要であると考えております。
 次に、オ 男女共同参画の実現の大きな障害の一つは、人々の意識の中に長い時間をかけて形づくられてきた性別に基づく固定的な役割分担意識であります。このような意識は時代とともに変わりつつあるものの、いまだに根強く残っていることから、男女共同参画に関する意識を深め、定着させるための広報、啓発活動を積極的に展開していくことが必要であると考えております。
 次に(4) 真の男女共同参画社会を目指してについてでございますが、母性には、女性は生まれながらに優しい母性を持つという言われ方で一般化されている母性神話があります。これに対応するものは、父親は子どもに対して威厳を持って厳しく対処するものという父親像で、これを父性という言われ方をしております。しかしながら、母親が厳しい姿勢で自分の子どもに接することも必要なことでありますし、世の中に優しいまなざしの父親がいて、厳しい姿勢の母親がいても少しも不思議ではなく、まさに真の男女共同参画社会は、議員御指摘のとおり、この特性をそれぞれの役割に応じて男女ともに持つことが期待されているところであります。
 以上でございます。


◆11番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成

 そして、大きな3にかかわってでございますが、企財部長より答弁をいただいたわけでありますが、まず一番問題にしなくてはいけないのは委員の出席率で、50パーセントが2人、25パーセントが1人という答弁でありました。これは決していい出席率ではない。はっきり言って委員会にこういう低出席率で参加させていいのかどうか。やはり答弁の中で選出方法で今企財部長さん、極めて見識の高い、また関心の高いとおっしゃっております。私たち議員は、議会等公務を何はさておき最優先で出ております。親の葬式とぶつかっても本会議があったら恐らく本会議をとるのかなと。やはり携わる委員さんたちもそのくらいの気概で、報酬をもらうわけですよね。答弁でいきますと106万8,000円の予算をとっているわけでございますから、無償でやっていただいているのではございませんので、100パーセントを目指してぜひやっていただきたいなと。
 そして、男性委員が4名で、各委員活発に意見を申しておるとおっしゃいましたが、私が言ったのは、40代前後、ちょうど私稲川和成くらいの子育て真っ盛り、働き盛りの委員の生の声を果たして本当に聞けているのか。男性4名の年齢を一人ひとり、名前はいいですから、年齢だけ答弁ください。何歳の方なのか。
 そして、基本的な考え方、これは人によってさまざまでございます。市当局の基本的な考え方、よく把握させていただきました。ありがとうございます。
 (4) 真の男女共同参画社会を目指して、私とほぼ同じ考えであってほっといたしました。やはり父性、母性、この役割を明確にした川口市男女共同参画計画改訂版を完成させていただきたく、これは熱望いたします。

2 水と緑の美しい街づくり都市整備問題について

それでは、大きな2の質問に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵  

(1) (仮称)関東郡代伊奈赤山沼自然公園建設を

 昨年12月定例議会にて質問提案をいたしたときの答弁では、公園計画を含めて全庁的に検討して参ると企画財政部長は答えられていましたが、聞くところによると、本年4月より市が一般廃棄物最終処分場整備用地として買収した約2万2,000平米の用地が環境部廃棄物対策課から都市計画部公園課に移管されたとのこと。地元市民は大歓迎と大きな期待を寄せています。
 そこで質問ですが、全体計画がどのように進捗するのかお聞かせください。本日は傍聴席に赤山地区より多くの市民の方も見えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 

(2) 旧埼玉県工業技術センター跡地利用に係わって

 解体工事がいよいよ今月末からスタートし、跡地利用が現実のものとなってきましたが、地元説明が不十分ではないかと感じています。本年6月15日、芝支所において我が党の高橋英明、吉田英司、若谷、柳田の各議員とともに芝地区町会長さんと懇談会を開きました。その際、連合町会長をはじめ多くの町会長さんに質問、要望をいただいたわけであります。
 昨年12月議会での私の質問に対して、前都市計画部長は、18年8月に地元説明会を開催し、桜を活用した自然散策路のある公園の整備を強く要請されたと答弁しておりますが、大人だけではなく未来の宝・子どもたちの視点でも計画を進めていただきたい。具体的に申し上げますと、産業道路の向かい側には芝南小学校があります。そこの児童の生の声、どんな公園ができたらいいかなと一度聞いてみていただきたい。
 質問アとして、地元市民、議員に対して基本設計の説明はいつごろからか。
 質問イとして、公園の基本設計はいつごろから取りかかるのか。
 質問ウとして、工事着工で邪魔になる桜の木を移植していただきたいが、可能か。可能ならば近隣の芝1丁目公園や桜の木を強く要望している柳根町公園へ移植していただきたいが、いかがかと思ったのですが、樹齢50年を過ぎているとのこと。2つの公園にはぜひ若くて強く立派な桜を新たに植樹をしていただきたいが、どうか。

 

(3) 芝川(上根橋~在家橋)の土手整備について

 先月26日、埼玉県知事選で再選されました上田清司知事の三大公約の一つに、緑と川の再生をキーワードに水辺空間の創造、川の再生に取り組むとのことです。過去2回、私は芝川の土手整備にかかわる質問をしてきましたが、答弁はぱっとせず、県に改善方を強く働きかけて参るで終わる、つかみどころのない定番です。ついでに定番答弁を挙げると、全庁的に検討して参るとか、関係機関と検討して参るとか、毎議会ごとに検討事項が増えて、本当に検討しているのか疑問である。いわゆるその場しのぎの答弁で議会軽視ともとれる。
 そこで質問ですが、在家橋の歩道橋設置を働きかけて参ると昨年12月議会での答弁です。いつ、誰が、誰と、どこで、どのような働きかけをしたのかお答えください。  2点目として、4橋の安全性は大丈夫か。現地時間、先月一日夕方、アメリカ・ミネソタ州のミネアポリスにて、ミシシッピ川に架かる橋が崩れ落ちる事故が起きました。
神根、芝、前川をはじめ多くの市民の生活道路となっています。安全を保障してください。
 他の市内の橋については後輩の関議員が最終日に質問します。

 

(4) 神根地区の下水道計画について

 質問アとして、赤山源長寺地区について。
 この質問も昨年12月定例会の答弁のその後をお聞かせください。新下水道部長さんがしっかりと引き継ぎされていることと思い、すばらしい答弁を期待します。積極的な国庫補助事業の活用等により財源確保していくとのお答えでしたが、どのような活動をされたのか、1点目としてお尋ねいたします。
 2点目として、計画的な汚水幹線の整備とあわせて面整備に努めるとのことでしたが、具体的にどんな整備なのかお聞かせください。
 質問イとして、芝川西岸の根岸地区について。
 東京外環自動車道と芝川と六ヶ村用水、伊刈排水区雨水幹線に囲まれた、いわゆる根岸第一町会と呼ばれている市民から下水道普及の熱望が私のところに届いています。神根地区では珍しく芝川の西岸に位置していることから、インフラ整備が進む前川、芝地区に隣接。行政は私たちを陸の孤島と考えているのかと悲愴が漂っています。この地区にも早期に普及していただきたいが、どのような計画かお話しください。

一般質問答弁用

◎田村英之技監兼都市計画部長 順次お答え申し上げます。

 大きな2の(1)(仮称)関東郡代伊奈赤山沼自然公園建設をについてですが、議員から御質問のございました一般廃棄物最終処分場整備用地につきましては、全庁的な見直しのもと、公園としての利用を現在検討しているものでございますが、最終処分場計画地として設定されていた区域であり、公園整備上幾つかの課題もございますことから、今後地元の皆様方の御意見を伺いながら区域の見直しの方向性も含め、検討を進めて参ります。
 次に、(2)のア 公園の説明会の時期についてですが、旧埼玉県工業技術センター跡地約1万4,000平米のうち約8,800平米を公園として整備するにあたり、現在公園計画の素案を作成しておりますので、今月中、遅くとも来月には地元町会の皆様等に素案をお示しし、御意見、御要望をお伺いし、地域の皆様により親しんでいただける公園にしたいと考えております。
 次に、同じくイ 公園の基本設計の時期についてですが、公園の基本設計につきましては、地元の町会の皆様方と施設の内容、配置等につきましての合意形成がなされてから速やかに行いたいと存じます。
 次に、同じくウ 桜の木についてですが、現在検討させていただいているところでは、跡地内の14本の桜のうち12本まではそのまま活用できる予定ではございますが、残りの2本につきましては植栽から相当の年数が経過していることから移植に困難を伴い、さらにほかの桜の生育の障害ともなることなどから、現在のところ伐採する方向で検討しておりますが、この点も含めまして、今後公園整備の地域への説明等を通じて皆様方の御理解を得て参りたいと考えております。
 なお、桜の植栽を強く要望されている公園につきましては、別途対応を検討して参りたいと存じます。
 以上でございます。

◎大野晃建設部長

 大きな2の(3) 芝川(上根橋~在家橋)の土手整備についての1点目ですが、芝川サイクリングロードにおける在家橋の歩道橋にかかわる要望につきましては、管理者でありますさいたま県土整備事務所に写真等持参の上、昨年12月下旬に要望したところでございます。今回、再度確認しましたところ、現段階では計画がないとのことでございますので、さらに現場での立ち会いを求めるなど、強く働きかけて参りたいと存じます。
 次に2点目ですが、地蔵橋及び網代橋は昭和55年道路橋示方書に基づき架設されたものであり、一定の安全性を有している橋梁であります。また、在家橋は昭和55年以前の示方書に基づくもので、耐震補強が必要とされておりますことから、現在進めております「橋りょう耐震補強事業」で計画的に補強するなど、安全性の確保に努めて参りたいと存じます。なお、上根橋につきましては、県が管理していることから、早期に安全性の確認をするよう要望して参りたいと存じます。
 以上でございます。

◎山下治下水道部長

 大きな2、(4)アの1点目、要望活動についてでございますが、機会あるごとに埼玉県及び日本下水道協会等を通じまして、国に対し財源確保のための要望活動を実施しているところでございます。
 同じく2点目、赤山源長寺地区の下水道整備につきましては、平成19年3月に事業認可を取得したところでございます。今年度は国道122号線の医療センター入り口交差点から新井宿駅北側道路を経由し、県道越谷鳩ヶ谷線の新井宿駅東交差点までの汚水幹線の整備を国庫補助事業として予定しております。また、来年度以降、引き続き汚水幹線整備とあわせ、各家庭などからの汚水を直接接続できる面整備管の布設を進めて参ります。
 次に、イ 芝川西岸の根岸地区についてでございますが、芝川西岸の根岸地区の下水道整備につきましては、芝東第4及び第6土地区画整理事業区域内でありますことから、区画整理事業の進捗状況にあわせ、積極的に整備を進めるとともに、将来とも変わらない道路等、整合の保てる箇所については整備を進めているところでございます。今後も引き続き区画整理事業と整合を図りながら、下水道の整備促進に努めて参りたいと存じます。
 以上でございます。


◆11番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成

 大きな2の都市整備問題にかかわって各部長さんたちよりいい答弁をいただき、ありがとうございました。その中でも特に下水道部長さんから赤山源長寺地区の下水に関して、ようやく122号くぐってくれるという答弁をいただきました。これは赤山地区の市民に対して本当にありがたい答弁だなと。これで赤山地区にも下水道の芽がようやく芽生えたということで、私も地元に持ち帰って早速市民の方に報告をさせていただければと思っております。

1 「語り継ぎたい感謝と祈りと誇り」教育問題について

◆11番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成です。

 皆さん、こんにちは。自由民主党議員団副幹事長、稲川和成です。さきの統一選におきまして再選をされましたこと、心より市民に感謝申し上げる次第でございます。私の政治スローガン「未来の宝、子どもたちのために」、英知と勇気と情熱を持って明るい豊かな社会を築くため、通告に従い順次質問をいたします。

一般質問稲川先生似顔絵  

(1) 新教育基本法をもとに教育改革を

 内閣府の調査では、日本が悪い方向に向かっている分野として教育を挙げる人が3割を超え、治安や雇用、労働条件を抜いて最も高い回答であることが明らかになっています。新教育基本法には教育の重要な目標が掲げられ、国と地方の責任において達成すべき目標が明記されています。学力、道徳心を向上させるために学校評価と情報公開を行う専門機関を設置する必要があると私は考えています。
 そこで質問ですが、1点目として、新教育基本法では、幅広い知識と教養を身につける、豊かな情操と道徳心を培う、公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画する、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養うなどが教育の目標・目的として掲げられました。この目標・目的を達成させるため、当局はどのような使命感をお持ちかお聞かせください。
 2点目として、教育の使命を達成させるためには、学校の評価、情報公開のシステムが重要であると考えます。当局はどのようにお考えかお話しください。

 

(2) 親学について

 新教育基本法の家庭教育の条項には、保護者は子の教育に第一義的責任を有すると明記されました。親子のきずなや家族の温かい交流は社会の大切な基盤であると私は考えています。家庭、家族の役割を学ぶために、親学の研修制度を確立することは、家庭の教育力を高め、学校教育の基礎をつくるために大切であると認識します。
 そこで質問アとして、家庭教育の再建について。
 近年、家庭の教育力低下が叫ばれ、小学校での学級崩壊の背景には家庭でのしつけが不足していることや給食費未納問題等、子どもの教育に対して無責任な親が増えていることが指摘されています。例えば文部科学省の調べでは、平成17年度に22億円、約10万人分の給食費が未納でした。さらに児童殺害事件等、親が我が子を殺傷する事件が頻繁に発生し、児童虐待の相談件数も増加しているようです。
本市において17年度の未納額1,180万円の未納者数を1点目としてお答えください。
 2点目として、児童虐待の相談件数を明らかにしてください。
 質問イとして、家庭・家族の役割を学ぶ「親学」推進を。
 親学とは、子育てや家族の大切さについて学ぶ研修です。親学は、子どもを持つ親の世代の研修は当然、将来親となる子どもたちに家族の価値や父母の役割を理解させるため、学校の家庭科や社会科の教育内容を充実させていくことにも取り組まなければならないと考えます。当局は、1点目として親に対して、2点目として子どもに対して、それぞれ家庭教育支援をどのように考え、親学とのかかわり方をお聞かせください。

 

(3) いじめ問題について

 8月9日、文部科学省の学校基本調査発表によると、不登校が小中学生で5年ぶりに増加。いじめ原因とするものが約4,700人いるとのこと。学校でのいじめが陰湿、長期化、巧妙化し、深刻な問題になったのが昭和60年前後からと言われています。より強い者が弱い者に苦痛を与えることがいじめだとすれば、このような現象は人間が集団生活を始めたときからあったはずだが、それまでいじめは学校でも大きな課題とは捉えられてはいなかった気がします。ところが、昭和60年頃に死に追いやるようないじめが頻発したことから、いじめの変質が指摘され大きな課題となったようです。当時、神戸大学教授の蜂屋良彦先生が、他者との下方比較過程による攻撃行動を強く助長する社会的諸条件の出現がいじめ変質の要因だと指摘されました。陰湿ないじめをやめさせるには、子どもたちの視線を下方比較から上方比較へ向けなければならないと考えるが、1点目として伺うが、当局はどのように考えているのか。
 最近のクイズ番組を例にとると、小学生程度の問題にも答えられないタレントを笑い物にしているものがある。自分より劣る人を見て笑い、安心し、自己の評価を維持する大人社会そのものが問題であり、下方比較へ向かっている。漫画「巨人の星」のような、常によきライバルがいて、お互いに切磋琢磨(川口市議会自民党議員団2期生7人組)して成長するという物語を多く復活させなければ大人社会が変わらなく、子ども社会の健全性は取り戻せないのではと考えます。
 2点目として問うが、市職員の視線は上方比較か下方比較か、具体例を挙げて全庁的に答弁ください。人とは安定的な自我を形成し、自己肯定観や規範意識、他者への共感性等の精神的支柱を身につけることによって、変化の激しい社会、不確実・不安定な社会を乗り切ることができると私は考えます。
 3点目として提案しますが、深刻ないじめ、あるいは他者や社会から逃避として引きこもり等の問題を解決させるには、美徳を失わせず、規範意識や道徳心の涵養こそが急務であると考えます。当局の問題解決策をお聞かせください。

 

(4) 近代史について

 大東亜戦争の終結から62年が経過した。いまだに内外でのこの歴史にかかわる論争が絶えないのは、遺憾なことであり、異常なことだと私は考えています。
 さきの大戦で日本人は、指導層から一般国民まで、戦地にあった兵士も国内で銃後の守りについていた人々も、日本国のために、愛する家族のために戦い、ともに苦難の道を歩んでいたと認識しています。戦争に対する評価にはいろいろあろうとも、軍の指導層を含め犠牲者に対して、同胞として鎮魂の祈りをささげるのは自然であり、崇高なことであると思います。その自然な気持ちの表現がさまざまな物議を醸すことになった最大の理由は、空前の犠牲を払った国民的・歴史的経験が戦後一部の政治、イデオロギー集団によって政治目的のために利用されたと感じています。戦後、我が国の左翼勢力が蔓延させた戦争イコール絶対悪、軍事的なものがすべて悪という単純で極端な考えは、日本人を一種の思考停止状態に陥らせたのではないでしょうか。
 このような世論形成を行なった左翼勢力自身は、戦争イコール悪とは思っていません。アメリカの核には反対しながら旧ソ連の核には反対せず、ベトナム戦争に反対しても旧ソ連のハンガリー侵攻等には沈黙してきたのではないかとの考え方もあるようです。こうした思考停止状況の中で、惨禍をもたらした悲劇の真の原因は何であったのかを考えることを怠り、国家としての主体的な歴史の統括がなされないままに戦後の長い年月が過ぎ去り、そして中国、韓国等近隣諸国からの批判によって右往左往するという事態が生じていると愛国者・稲川和成は考えています。
 質問アとして、戦後教育のあり方。
 国は何のためにあるのかと問われたとき、国の目標であるトリアーデ(三本柱)を守り、実現するためという答えが西洋では一般的だと聞きます。トリアーデとは、第1に生活の安定、経済繁栄。第2に安全の確保。第3に国家観、国家意識である。戦後の日本は第1の柱だけで世界第2位の経済大国に発展はしたが、第2、第3の柱を軽視してきた結果、国民は北朝鮮に拉致され、固有の領土もロシア、韓国に不法占拠され続けている状況となっています。市内小中高校生に対して第2、第3の柱の重要性を意識させる教育がなされているのでしょうか。
 質問イとして、パール判事の第一声と極東国際軍事裁判(東京裁判)について。
 ラダ・ビノード・パール博士は、極東国際軍事裁判で判事の一人として、25人のいわゆるA級戦犯に対し全員無罪の判決を下したことで世界的に有名な法学博士である。サンフランシスコ平和条約で日本が独立回復した年に来日された博士は、記者団に対して次のように述べられました。「日本は独立したといっているが、これは独立でも何でもない。強いて独立という言葉を使いたければ、半独立といったらいい」と厳しく日本を批判し、さらに次のように続けている。「独立国には次の4つの条件が具備されなければならない。1つ、国家の基本法である憲法は自分たちの手で書く。2つ、自分の国土(領土)は自分たちが守る。3つ、国家の祭祀・信仰は何人からも干渉を受けない。4つ、子弟に対する教育も同様に、他国からの干渉を排除して自分たちの意思に基づく。ところが日本の実情はどうか。いまだにアメリカから与えられた憲法のもとで日米安保条約に依存し、自国の防衛はアメリカに任せている。宗教も教育も干渉を受けている。東京裁判史観というゆがめられた自虐史観やアメリカナイズされた物の見方や考え方が少しも直っていない。日本人よ、日本に帰れと私は言いたい。」以上がパール博士の東京裁判と独立後の日本に対する印象の第一声である。
 そこで質問ですが、教師としての重任から戦争と平和を曇りなき心で市内の子どもたちに歴史の真実の姿を見つめさせるという授業を希望する。パール判事の第一声と極東国際軍事裁判をどのように享受されているのかお聞かせください。

 

(5) 川口市立小中高等学校に在学する子どもたちを対象に、文化芸術顕彰制度の創設を

 4年連続の関連質問となります。今度こそ明瞭、明白な答弁を期待します。
 昨年12月定例議会において岡村市長より次のような答弁をいただきました。
「今後、すぐれた文化活動を行い、その成果を上げた小学校、中学校、高等学校の個人・団体については、こうした中(川口市文化賞、川口芸術奨励賞)でしっかり顕彰をして参りたい」と答えられています。しかし、既存の顕彰制度の中の芸術奨励賞の趣旨は、各文化芸術分野で活躍する若き芸術家の日頃の創作的活動の奨励の意味合いが強く、小中高校生の日頃の部活動を通した文化活動の成果全般に対する顕彰とは趣旨が異なっています。私は、やはりここは、青少年(小中高校生)を対象とした文化芸術活動を奨励するような新たな賞を設けて、栄誉をたたえ激励すれば、子どもたちにとって一層の大きな励みになると考えます。当局のお考えをお聞かせください。

 

(6) 市立3高等学校の統合について

 平成17年12月定例議会において、我が党同期生の千葉正明議員と共同提案させていただきました進捗状況についてお尋ねいたします。
 神山教育長から教育改革検討会議を設置して検討するとの答弁をいただきました。また、千葉議員の質問に対しては、当時の学校教育部長より、川口市立高等学校教育推進委員会において統合について検討するとも答えています。あれから約2年が経過しました。現在の状況についてお答えください。
 さきの6月の定例会での市長所信と報告の冒頭に、「地方自治体は極めて厳しい財政環境の中、人口減少、少子高齢社会の到来や地方分権の進展、構造改革の推進など大きな変革の時にあり、こうした時代の潮流に的確に対応し、いかに自立した行財政運営を確立していくのかがまさに求められております」と述べられました。
 本年5月現在で3校で学ぶ生徒数は80学級2,558名、教員数253名を統一して、文武両道の埼玉県を代表する(仮称)市立川口県陽総合高等学校を新たに創立させようではありませんか。この統合計画は、市立川口高校同窓会会長である我が党の板橋智之議員より大賛成であると了解を得ております。そして、市内の子どもたちだけで夢の甲子園、国立競技場へ。詳しくは一般質問最終日に我が党の関裕通議員が質問します。後輩思いの優しい思いやりある稲川が譲りました。

一般質問答弁用

◎神山則幸教育長

 大きな1の(1)の1点目についてでございますが、新しい教育基本法は、1つには知・徳・体の調和がとれ、生涯にわたって自己表現を目指す自立した人間。2つには、公共の精神を尊び、国家・社会の形成に主体的に参画する国民。3つ目には、我が国の伝統と文化を基盤とし、国際社会を生きる日本人の育成を目指しております。この実現は学校教育のみならず、社会教育や幼児教育、家庭教育等々多面的、多角的な方向から次世代を担う子どもたちの育成を願うものであります。教育委員会といたしましては、教育基本法の精神にのっとり、学校訪問や要請訪問、あるいは委嘱研究発表会や各種研修会を通しまして、教職員の資質向上を図ることはもとより、全体の奉仕者たる使命をより一層自覚するよう努めて参りたいと存じます。
 次に、(2)のイの1点目でございますが、現在、教育を取り巻く課題といたしまして、家庭の教育力の低下や児童・生徒への虐待などが大きな社会問題となっております。議員御指摘のとおり、子どもを持つ親の世代に子育てや家族の大切さ、親の役割について学ぶ親学の研修機会を充実させることは、大変重要であると認識をいたしております。そのため、社会教育において、社会教育施設であります公民館等では、さまざまな親子を対象とする家庭教育、子育てに関する教室、講座等を開催しております。また、家庭の教育力向上を図るため、県で主催しております指導者育成の講座に子育てアドバイザーや家庭教育支援者などの方々に積極的に御参加をいただき、今後社会教育施設等で開催いたします講座に講師として招聘するなどして、多くの親に学習する機会を提供して参りたいと存じます。
 次に、2点目でございますが、親学は子育てや家庭の大切さを学ぶ重要な取り組みであり、学校教育におきましても、家庭教育と十分連携を図っていくことが重要であると考えております。小学校におきましては、生活科で家庭生活を支えている家族について、また家庭科で自分が家族から支えられていることを学び、中学校におきましては、技術・家庭科で家族や家庭生活について、また社会科で家族の果たす役割について、さらに道徳においても自覚を持って充実した家庭生活を築く内容を学習しております。
 今後とも家庭、家族の役割につきまして、指導の充実を図って参りたいと存じます。
 次に、(6)についてでございますが、市立3高等学校は、開校時から郷土を担う人材を育成したいという地域の期待と要望にこたえ、今日まで産業都市である本市発展の一翼を担って参りました。また、社会ニーズに対応するため、これまで学科転換や新設、さらには共学化等により改革を進め、現在ではそれぞれ特色ある学校づくりにも積極的に取り組んできているところでございます。
 この3校の統合につきましては、県教育委員会と協議を要する事項も多く、検討事項が多岐にわたるため、市教育委員会内で組織しております川口市立高等学校教育推進委員会におきまして、慎重に課題や問題点の整理をしているところでございます。したがいまして、市立高等学校3校の統合についての有識者等を委員とする教育改革検討会議の設置にまでは至っておらないところでございます。
 今後、市立高等学校のあり方を含め、生徒数の推移や校舎の耐用年数等も勘案しつつ研究を深めて参りますので、御理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

◎神山隆福祉部長 お答えいたします。

 大きな1の(2)のア 家庭教育の再建についての2点目、児童虐待の件数でございますが、児童虐待についての相談は、家庭児童相談室を設置し、相談員4名を配置して実施しているところでございます。平成17年度は全相談892件のうち虐待関係の相談は45件、18年度は全相談735件のうち虐待関係の相談は54件となっております。
 以上でございます。

◎有山敏明総務部長 お答えします。

 大きな1の(3) いじめ問題についての2点目、市職員の視線は上方比較か下方比較かとのお尋ねでありますけれども、地方分権の推進等により地方自治体の重要性がますます高まる中、限られた人材により住民の皆様が期待する複雑多様化した行政ニーズに対応するためには、職員一人ひとりが常に理想の職員像を目指す上方比較が当然不可欠というふうに考えてございます。このことから職員一人ひとりが自己研さんに励むことができるよう、研修カリキュラムの充実を図っているところでございます。
 以上でございます。

◎岡村幸四郎市長 稲川和成議員の御質問に順次御答弁を申し上げます。

 大きな1の(5) 川口市立小中高等学校に在学する子どもたちを対象に、文化芸術顕彰制度の創設をについてでありますが、現在本市におきましては、小中高生を対象とした体育、スポーツの振興に関する顕彰制度として川口市スポーツ三賞が設けられており、その中ですぐれた活動や成績を上げた子どもたちの表彰を行なっております。一方、文化芸術の振興に関する分野につきましては、川口市文化賞、川口市芸術奨励賞があり、文化芸術活動に功労のあった方及び優秀な実績を持ち、将来を嘱望される方々の顕彰を行なっておりますが、これまで小中高等学校に在学する子どもたちの文化芸術分野での表彰はありませんでした。
 議員御提案の小中高生の文化芸術活動の成果に対する顕彰につきましては、日頃から部活動に打ち込んでいる子どもたちにとって大変大きな励みとなりますことから、本年度より新たな制度として青少年文化活動奨励賞を創設し、吹奏楽や学生美術展等で全国規模の大会において優秀な成績をおさめた子どもたちや学校等を対象に顕彰をして参りたいと存じます。
以上であります。

一般質問稲川先生似顔絵 それでは、要望を交えながら再質問をさせていただきたいと存じます。
 まず、大きな1の(2)の親学についてのア、給食費未納数が小中合わせて522名と御答弁をいただいたわけですが、大変大きな数字で驚きました。私の知り合いの母子家庭のある若いお母さん、生活を切り詰めて切り詰めて、子どもには迷惑をかけたくないということで給食費を完納している、そういう御家庭もあるわけです。正直者がばかを見ないような、そういう私は給食費であっていただきたいなと。
 よって、今回は聞きませんが、やはりこういうのを早期にゼロに向けるには、やはりある程度の荒療治を僕はしていかなくていけないのかなと。例えばワーストスリーを毎年公表する。そうすれば、やはり校長先生、地域の町会長さん、またその学校のPTA会長さんが、これは非常にまずいことになったということで本腰を入れて給食費の未納問題に僕は取りかかるのではないかなと考えておりますので、その辺の公表を考えていただければなと思います。
 そして2点目、虐待相談の総数が17年度が45件で18年度が54件という御答弁をいただいたわけですが、若干やはり伸びています。この伸びについて、どのような対応をしているのか、これはちょっと具体的に福祉部長の方から御答弁をいただきたいなと思います。
 そして、(4) 近代史についてでありますが、学習指導要領云々と学校教育部長は御答弁をいただいたわけでありますが、私の認識ですと、学習指導要領は教えるべき内容の上限ではなく、最低基準であるという僕は考え方なんですね。つまり学習指導要領の中に出ているものだけを教えていると、これは最低基準の教え方であるというふうに僕は解釈できる。やはり現場の教員は、学習指導要領の中だけで教えるのではなく、やはりこういった近代史、今ニュースでまた8月15日が近づくと、さまざまなメディアが取り上げております。やはりもう少し現場の社会担当の先生には本腰を入れて、みずからの考えを正式に生徒の前で「先生はこういう考えを持っているが、君たちはどうかね」くらい突っ込んでやっていただきたい。
 旧日本帝国軍令部の総長であられました永野修身大将は、次のような詩を残しております。「戦うも亡国かもしれぬ。だが、戦わずしての亡国は魂までも喪失する。永久の亡国である。たとえ一旦の亡国になろうとも、最後の一兵まで戦い抜けば、我らの子孫はこの精神を受け継いで必ずや再起三起するであろう」という詩を残されております。
極東国際軍事裁判首席検事を務められたキーナン、これは米国の上院議会におきまして、またウエッブ裁判長も同じように答えております。あの東京裁判は米国がでっち上げである。また、連合国軍の最高司令官だったダグラス・マッカーサーも昭和26年の米国上院議会において、日本は安全保障に迫られていたし方なく戦争に入ったと。米国人たちはこういう証言をしているわけであります。よって、私の認識では、靖国で眠る英霊たちは自尊自衛の戦いをやったと、侵略戦争ではなかったと、私はそういう見解でございます。この近代史についても、市教委で総力を挙げてあらゆる角度から検討をしていただきたいなと考えております。
 そして(5)でありますが、岡村市長の方から4年かかってようやく本当にありがとうございます。大変いい答弁をいただきました。平成16年、私の母校である芝中学校吹奏楽部が全国制覇をしたのを機にこの質問を続けてきたわけでございますが、コーラス部、また吹奏楽部等、文化芸術部関係に携わる小中高校生に対して、これは大変目標となるいい賞を設置していただいたと本当に感謝を申し上げる次第でございます。
 時間がございませんので、市立3高等学校の統合については私の同期である千葉君に12月託しますので、よろしくお願いを申し上げます。
一般質問答弁用

◎神山隆福祉部長 再質問に御答弁いたします。

 大きな1の(2)のアの2点目にかかわって、虐待相談についてどのように対応しているのかという御質問でございます。
  本市では児童福祉法の改正に伴いまして、それまで川口市子ども虐待防止ネットワークというものがございましたが、18年12月25日から川口市要保護児童対策地域協議会、こういったものを設置しまして、虐待内容によりまして援助方針とか役割分担など、必要に応じて県の児童相談所や関係機関などと連携を図りながら虐待防止に努めているというところでございます。
 ちなみに、この中で平成18年度ケースカンファレンスとしましては、38回ほど実施しております。
 以上でございます。