7 ある障がい者からの手紙~安心して暮らせる地域社会の実現を目指して~

一般質問稲川先生似顔絵  

(1) 障がい者マークについて

 本来であれば、全部読みたかったんですが、マタニティーマークのような障がい者マークをつくっていただきたい。

 (2) 障害者優先調達推進法の対応について

 地方自治体に障害者優先調達推進法というのが6月20日に成立しております。対応についてお答えください。

一般質問答弁用

◎大久保光人福祉部長 御答弁いたします。

 (1)でございますが、障害の有無にかかわらず、高齢者、障害者、傷病者、妊産婦、乳幼児連れなど、配慮が必要な方に優しい環境をつくることは当然目指すべきものと認識してございます。議員御提案の障がい者マークの作成も含め、市民の方々が障害や障害者への理解と認識を高めるにはどのようにあるべきか、当事者団体等の意見を参考にしながら研究して参りたいと存じます。
 以上でございます。

 

◎渡辺正之理財部長 御答弁申し上げます。

 (2)でございますが、障害者優先調達推進法につきましては、平成25年4月の施行に向けて、今後、国において必要な政令等々について、順次内容を検討、発表することとなってございます。このことから、それらが整備されましたら、障害者就労施設等からの物品等の調達の推進を図るための方針の作成及び方針に基づく物品の調達等を行うことにつき、関係各課と協議して参りたいと存じます。
 以上でございます。

6 星に願いを『みんなの夢をつなげ大きな星座をつくろう』子育て支援について

質問の大きな柱6に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵  本市の基本目標の中に、「安心して子育てができ、子どもたちが健全に成長できる地域社会の実現をめざします」とあります。
 子育て支援課と保育課を中心に多くの事業に取り組み、頑張っているなと感じてはいますが、もう一ひねり加えていただきたい。本日は代表して、戸塚児童センター「あすぱる」についてお尋ねいたします。
 平成17年に新設・オープンし、以降、毎年の利用者が5万人から6万人を推移するという大変利用の多い施設です。これは施設もさることながら、運営主体となっている指定管理者により、企画運営する事業内容の充実や利用しやすい雰囲気づくりなどが、利用する市民の皆様から好評を得ているものと推察するところであり、すばらしいことだと考えます。しかしながら、せっかく施設に足を運んでも、駐車場が3台のために利用を断念して帰ってしまう方も多く見受けられると伺っております。
 去る7月7日には、七夕に合わせ、「星に願いを☆みんなの夢をつなげ大きな星座をつくろう☆」のスローガンのもと、サマーフェスティバルを開催したところ、地域ボランティアの皆様の協力のもと、総勢約1,000人を超える利用があったと聞いております。利用者の中には、小さな子どもを連れていることなどから、または戸塚地区以外から参加したため、車での来場は当然です。しかし、駐車できずに引き返したという方もいたようです。
 そこで質問ですが、1点目として、戸塚児童センターの利用状況について、利用者の年齢や地区別の人数についてお答えください。
 2点目として、「せっかくサマーフェスティバルに行ったけれども、車が駐車できずに帰ってしまった」という子育て中の母親からの声にどうこたえますか、強く改善を求めます。当局のお考えをお聞かせください。
一般質問答弁用

◎大久保光人福祉部長 御答弁いたします。

 1点目でございますが、戸塚児童センターの利用者数は、今年度は7月末現在で1日平均243人、その内訳は乳幼児とその保護者が144人、小学生80人、中学生・高校生が19人となっております。また、7月末現在の利用登録者数は4,513人で、地区別では戸塚地区が3,297人、安行地区が587人、神根地区が477人、その他7地区を合わせて152人となっております。
 次に、2点目でございますが、戸塚児童センターは、常時多くの御利用があり、またイベントの開催時には、さらに多くの皆様に御来館いただいております。こうした中、駐車スペースが狭隘であることから、利用者の皆様には公共交通機関等での御来館をお願いしているところでございます。
 今後とも利用者の皆様に対して、御理解と御協力をお願いいたしますとともに、特にイベント等の開催に当たりましては、車での来館を御遠慮いただく旨の事前周知に、より一層努めて参りたいと存じます。
 以上でございます。

◆19番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成
 福祉部の基本目標に、「安心して子育てができ、子どもたちが健全に成長できる」とありますけれども、今の部長の答弁ですと、もちろん公共交通機関を利用してくれというお立場もわかりますが、子育て中のお母さんの立場には全くなっていないなと。恐らくこういう答弁が来るなと思っておりましたので、そのお母さんたちに事前に、こういう答弁だったらどうすると。全く、悪魔部長というようなことを言っていましたので、もう一度よく御検討していただいて、こういうお母さんたちの声にこたえていただきたいなと思います。

5 中小企業金融円滑化法の期限切れ迄6ヶ月。経済対策について

次の質問に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵

 円滑化法は、リーマンショック後の景気悪化に苦しむ企業に対し、金融機関が借金の返済猶予や金利減免にできる限り応じるように求めた時限措置で、来年3月で期限切れとなります。帝国データバンクは、来年3月の制度終了で多くの企業が窮地に追い込まれると予測しています。
  そこで質問ですが、

 (1) 商工会議所、商工会との連携は

 (2) 金融機関への対応策は

 (3) 事業者支援策は
  どのようにお考えかお聞かせください。

 (4) 四季報 経済レポートの意義について

 以前から感じていましたが、7月27日付で送付いただいた6月号の中身は、本年1月から3月の報告です。少々発行が遅く感じますが、御答弁ください。

一般質問答弁用

◎桜井智明経済部長 御答弁申し上げます。

 (1)についてでございますが、本市はこれまで川口商工会議所との共催により、中小企業者向けの金融・経営特別相談会を開催し、日本政策金融公庫の融資担当者や、埼玉県産業振興公社の中小企業診断士を交え、経営改善や経営の効率化、また計画的な資金繰り対策等に関するアドバイスを行なってきたところでございます。今後におきましても、商工会議所や商工会と十分連携を図りながら、返済条件の変更等を行なっている中小企業者が必要とする情報の収集に努めますとともに、適時適切な対応を講じて参りたいと存じます。
 次に、(2)についてでございますが、本市は、これまでも市内の金融機関に対し、中小企業者へ円滑な資金供給がなされるよう要請を行なってきたところでございます。地元金融機関をはじめとする市内金融機関に対しましては、中小企業が多数立地する本市の特性を理解いただき、同法の失効後におきましても、引き続き中小企業者へ経営の改善支援や事業再生支援に取り組んでいただけるよう要望して参りたいと存じます。
 次に、(3)についてでございますが、中小企業金融円滑化法の最終延長を踏まえ、内閣府、金融庁、中小企業庁は、中小企業の経営支援のための政策パッケージを作成したところでございます。これを受け、埼玉県信用保証協会は、地元金融機関、法務・会計・税務等の専門家、中小企業関係団体等からなる「中小企業支援ネットワーク」を構築し、関係機関の連携強化や再生実務のスキルアップを図るなど、地域が一体となって、中小企業の経営支援、再生支援に努めることとしております。本市といたしましても、こうしたネットワークの情報収集に努めますとともに、新たな支援策につき前向きに研究して参りたいと存じます。
 次に、(4)についてでございますが、本市は、鋳物、機械、植木などの地場産業を中心とする中小企業が多く、景気の動向にはより敏感に作用するという地域性を持っておりますことから、本市の地域性を加味した経済指標を設けて調査し、市内産業の景気動向の把握と適切な産業施策、商業施策などの指標に活用するものであります。
 調査項目が多く、調査結果を出すには時間がかかりますが、なるべく早く報告を取りまとめていきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
 以上でございます。
一般質問稲川先生似顔絵 ただ今の経済部長答弁の中で、「中小企業者が必要とする情報」というような文言がありました。当局は、一体、市内の中小企業が欲している情報とはどのようなものとお考えなのか、これは再質問させていただきます。
 そして1点、要望ですが、(4)にかかわってなんですが、経済レポートというと、何かタイムリーな報告書を想像してしまいますので、私だけなのかもしれませんが、できることであれば名称変更等、そろそろお考えになられたほうがいいのかなと要望をしておきます。
一般質問答弁用

◎桜井智明経済部長 再質問に御答弁いたします。

 返済条件の変更を受けている中小企業の中には、経営改善計画書の作成が困難な事業者や計画書どおりの改善が図られていない事業所も見受けられるところでございます。
市は、こうした事業者が経営改善や事業再生を図るため、効率的なアドバイスや適切な経営改善計画を策定できるよう、計画を策定できる期間や、その手続に関する情報、また経営改善に成功した事例に関する情報等を遅滞なく提供することが肝要であると考えております。そういった情報を、商工会議所や商工会とも十分連携を図りながら、迅速に提供して参りたいと考えております。
 以上でございます。

4 美しく豊かな故郷川口を、環境対策について

大きな柱4番目に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵

 (1) 南アルプス市の太陽光発電について

 7月から運用を開始した官民連携の太陽光発電の最大メリットは、市が財政負担することなく導入できる点と聞きます。当局は、この事業についてどんな評価をしていますか。
  あわせてお伺いしますが、川口で取り組むとしたら、どのような問題点があるのかお聞かせください。

 (2) 二酸化炭素排出量削減について

 地球高温化など、地球規模の課題への対策として、市民に対し、平成22年度から活動支援金事業を実施していますが、行政として先導的となるような取り組みの具体例をお聞かせください。

一般質問答弁用

◎高橋幸司環境部長 御答弁申し上げます。

 (1)でございますが、南アルプス市の官民連携による太陽光発電施設設置事業は、民間資本を活用して市の初期投資を必要とせずに太陽光発電設備を設置できるものであり、再生可能エネルギーの普及拡大への取り組みの1つと理解しております。本市にこのような事業を導入する場合の課題といたしましては、長期間にわたる公共施設の占有、契約期間終了後のパネルの所有、建物の耐震性の確保などが考えられますことから、今後、研究させていただきたいと存じます。
 次に、(2)でございますが、二酸化炭素排出量削減の先導的な取り組みといたしましては、国の「中核市・特例市グリーンニューディール基金」を活用した事業として、神根福祉センターと戸塚図書館を省エネルギー型の公共施設に改修したところでございます。また、本庁舎をはじめ、その他の施設におきましても、照明を高効率のHf蛍光管に交換するなど、順次設備や機器の省エネルギー化を進めております。
 今後も省エネルギーの推進とともに、再生可能エネルギーの導入に努め、二酸化炭素の排出量削減に取り組んで参りたいと存じます。
 以上でございます。

◆19番(稲川和成議員) 環境部長、答弁ありがとうございます。
 地球高温化ということで、岡村市長が言い出しっぺで全国に発信しているわけでございますので、その先導的となるような環境行政をこれからも邁進していただけますよう要望をして、次の質問に移ります。

3 想定外の東日本大震災と九州北部豪雨を乗り越えて~防災対策について

質問の大きな3つ目に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵  

(1) 過去最大の風水害(狩野川台風)からの教訓は

 このときの芝川水門閉鎖についてお尋ねいたします。昭和33年9月の住民基本台帳から、人口総数14万9,249人、世帯数3万1,427世帯とあります。被害状況は、被災者数13万8,113人、床上床下浸水の合計は2万9,256戸と資料が残されています。とてつもなく甚大な被害であったわけです。ある元郷地区の方は、「東京を助けるため、芝川水門を閉鎖し川口が犠牲になった」と話されています。私の母は、元郷3丁目生まれでございますが、その記憶によると「数日は2階から出入りし、移動は舟であった」とのこと、そしてこの母の同級生であります金子信男議員さんにも確認したところ、「全くすごい大水だった」と、同じような記憶であります。芝川水門閉鎖の目的は一体何だったんでしょうか。

 (2) 県南地区で最大1時間降水量と最大24時間降水量の観測史上1位を更新した場合は

 どんな被害想定となるのでしょうか。
  8月29日、内閣府が公表した南海トラフ巨大地震の被害想定には言葉を失ったところであります。

(3) 生存率99.8%津波を逃れた釜石市小中学生を教訓に

 ア 釜石市教育委員会の取り組みについて
  3.11釜石の小中学生を救った釜石市教育委員会の取り組みを研究しましたが、質問アとして伺います。
  イ 防災対策の基本とは
  大規模地震対策の基本は、住民に対し、避難行動をどう意識付けるかが最大のポイントと考えるが、当局の見解は。
  ウ 自助と公的サービス
  自らの命は自分で守る、自助の必要性と、次に共助の必要性を全面に出し、それを公助がどうサポートするか、市民に示していくべきと考えるが、当局の具体的対策をお話しください。

一般質問答弁用

◎押田好正建設部長 御答弁申し上げます。

 (1)でございますが、昭和33年9月に発生した狩野川台風における芝川水門の操作につきましては、埼玉県立文書館の資料によりますと、荒川の水位が上昇し、芝川の水位を超える9月27日午前6時40分から荒川の水位を下回った翌28日午前0時40分までの18時間にわたり水門を閉鎖していたことが記録されております。このことから、芝川水門の操作は、上昇した荒川の水が芝川に逆流することを防止する目的で実施されたものと推測されます。
 以上でございます。

 

◎原田倫則危機管理部長 御答弁申し上げます。

 (2)でございますが、本市では国の想定する荒川や埼玉県の想定する芝川、新芝川の洪水想定を参考に、風水害の被害想定をしております。想定されている総雨量は荒川流域は3日間で548ミリ、芝川・新芝川は2日間で411ミリと、過去の最大降水量を上回る雨量による被害想定をしております。これらの雨量に伴い、河川の水位が上昇し、堤防が決壊、または堤防から越流した場合、中央地域、横曽根、南平、青木では2メートルから5メートル、新郷及び鳩ヶ谷の南側地域並びに芝、前川・上青木の一部では50センチメートルから2メートルの浸水被害が想定されております。
 次に、(3)のイでございますが、地震発生時、自分の身を守る行動実施後、周囲の状況を確認し、屋外に出て、向こう三軒両隣の安否確認を行い、隣近所の方々と一緒に避難することが避難の基本となります。日頃よりいざというときにとるべき行動を常に考え、瞬時に移せることが大変重要なことから、総合防災訓練、出前講座、防災研修会、さらに広報かわぐちやホームページ等、あらゆる機会を捉え、多くの市民の皆さんに避難行動の大切さを理解していただけるよう努めているところでございます。
 次に、同じくウでございますが、大規模地震災害が発生すると、被害が広域にわたり、行政や消防・警察等による救助活動や支援物資の提供等の「公助」が間に合わない状況が予想されますので、自分の身は自分で守る「自助」、自分たちのまちは自分たちで守る「共助」が重要となります。本市では、日頃より防災訓練や出前講座・防災研修会等を平常時の公助として位置付け、さまざまな機会を捉え、「自助・共助」の精神の育成を図っております。また、災害時には、地域防災計画に基づき、震災応急対策等、さまざまな活動を実施して参ります。
 以上でございます。

 

◎柴田宏之学校教育部長 御答弁申し上げます。

 (3)のアでございますが、釜石市では、主体的な判断と即時避難を心得とし、学校に指導されておりました。本市ではそれを生かし、「自分の命は自分で守る防災感覚」を養うため、緊急地震速報の利用や、休み時間中の避難訓練など、主体的に避難する訓練の実施を各学校に呼びかけております。
 また、今後予想される首都直下型地震に備え、各校の学校防災マニュアルの見直し等さらなる改善を図り、地域や学校の実態に応じた防災教育の充実を図って参ります。
 以上でございます。

◆19番(稲川和成議員) では、数点の要望をさせていただきます。
 まず、(1)に関してですが、過去最大の狩野川台風ということで、通告制でありますので事前に職員の方が一生懸命調べてきていただきました。川口市には余り資料はなかったんですけれども、隣接する和光市や県のほうに、これだけ分厚い資料が残っております。答弁の中で3日間で548ミリという話がありました。今年の7月11日の九州北部豪雨、これは1時間で108ミリ降って、24時間で507ミリ降ったわけですね。すなわち川口の過去最大の被害、昭和33年の話ですから、今のこの平成24年と比較するのはどうかと思いますが、しかし、九州北部で降ったということは、この県南地区でも降る可能性は全くゼロとは言えないわけでございますので、そういう想定していなかったのですみませんということにならないように、最悪の想定をして、やはり災害対策、防災対策は、これから組んでいく必要があるのかなと思いますので、その辺、要望をいたしておきます。

2 風がみどりに、理そうもとめて、都市整備問題について

 質問の2つ目の大きな2に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵  

(1) 芝東小学校跡地利用について

 ア 防犯的観点より
  この地区で8月30日、31日に20件を超える不審火事件が発生、住民に不安が広がったところです。警察の資料によると、川口市全体の事件は、私が当選した平成15年の刑法犯認知件数を100にすれば、昨年23年は約55と減少しているようです。しかし、平成16年より埼玉県警察本部長あてに、新警察署の早期設置の要望書を市長名で提出しています。住民は交番設置を含めた防犯の抑止力を熱望しています。当局のお考えをお聞かせください。

 

イ 防災的観点より
  この地域は、外環道と芝川、そして、さいたま市に囲まれたある意味孤立した地区です。大災害が発生したときの一時避難広場に指定されてきた場所です。消防団の意見や住民の中には防災拠点をとの声もあります。今後の一時避難広場についてはどのようになるのか、当局のお考えをお聞かせください。

 

ウ 生涯学習スポーツ施設の観点より
  芝東小の体育館は、バレーボールやミニテニス、グラウンドはソフトボールなど活発に利用されています。また、カラオケやダンス、舞踊等の団体は、近くの芝市民ホールを利用しています。震災の影響を受けた23年度でも、曜日によっては稼動率100パーセントを記録し、新規団体がなかなか使用できないか、毎回、抽選に外れて、思うように発表会ができないとの声が届いています。そうした声にどのようにこたえますか。

 

エ 区画整理推進の観点より
  私が当選した平成15年の芝東第4地区の施工状況は、移転済み率約22パーセント、仮換地指定率約82パーセント、進捗率は約30パーセントで、施工期間は平成元年から18年まででした。その後35年へと延長されましたが、この遅れが芝東小学校の児童減少の理由であるとする声があります。最終的には早期完了を望んでいますが、肝心かなめの芝東小学校が閉校してしまったと落胆する声ももれ伝わる中、どのような推進を考えているのかお聞かせください。

 

オ ラストメッセージ母校愛の観点より
  本年3月5日(月)は、早朝より冷たい春雨が降る一日でした。多くの関係者が芝東小へ集まり、閉校式が厳粛に挙行されました。児童代表の言葉、母校愛、涙なくしては聞けませんでした。今でも私の心の中で繰り返し繰り返し響き渡っています。聞くところ、歴代の校長先生とPTA会長の写真、校旗、閉校記念品は、芝中央小へ移したそうですが、それだけでは不十分です。第1期生から第40期生の中で卒業記念品を制作した年度があるはずです。現存する作品を学校地の中で永久保存すべきと考えますがいかがか。
  さらに提案させていただきますが、その地を(仮称)芝東すずかけの丘と名付け、この地に児童に対しメモリアル的な教材となるよう整備することを求めます。いかがでしょうか。

 

カ 跡地利用検討協議会を立ち上げる事
  地元町会関係、芝東小関係、都市整備部、そして議会などの代表で構成する跡地利用検討協議会を立ち上げるべきです。お考えをお聞かせください。

(2) (仮称)赤山歴史自然公園と(仮称)川口市火葬施設について

 ア 進捗状況について
  思えば平成15年4月27日投票の最初の選挙戦、自宅のある芝2丁目町会の皆様より、本気か、大丈夫なのかと言われながら公認を取れず、無所属での出馬、地元自民党組織は、3期目トップ当選を目指す現職議員の応援体制一色の中、わずか数騎ではあったが、つわものぞろいで出陣、決断は正しかった。でも本当に大変だった。同じ町会には、川口市議会屈指のスポーツマン、芝中学校で2学年先輩の松本 進副議長、世帯数約500、小さな町会に2人。南に隣接する2,000世帯を超える町会から、芝中学校で1学年先輩の高橋議員。北西に隣接する芝地区トップクラスの巨大町会から芝中学校で7学年後輩の吉田議員と、今でも最激戦区だが、なぜか仲よし同期の桜であります。
  そんななか、赤山地区の皆様と私は御縁をいただきました。応援する条件が1つ、一般廃棄物最終処分場整備用地を自然公園に変更させることでした。詳細は平成22年12月定例会で発言したとおりですので、後からかかわりを持つ方は、平成15年9月定例会会議録から読み返していただきたいと後援会幹部が話されています。
  おかげさまで本年度予算も計上され、整備が進められています。地元の皆様の御意見、御要望を聞きながら進められているとは存じますが、現在の進捗状況についてお話しください。
 

イ ドッグラン施設は廃止決定か
  地域住民から強い反対が出ているドッグラン施設は廃止決定しているのでしょうか。それにかわる施設は考えているのでしょうか。

(3) 在家橋に歩道橋を

 平成15年9月、18年12月、19年9月定例会と、過去3回質問をしている案件です。5年前、当時の建設部長から、「現場での立ち会いを求めるなど強く働きかけて参る」と答弁をいただきましたが、県の担当者は視察しているのでしょうか。実現できない理由は何かお聞かせください。事故が発生してからでは遅いのです。在家小学校PTAから強い要望が出ております。

(4) 議案第106号川口市庁舎建設審議会条例について

 8月27日の定例会見での市長発言を大いに支持し、一層の推進に期待する立場から質問をいたします。
  ア 市長記者会見より
  会見の中で、「現在地に今は廃館になっている市民会館とあわせて建て替えるか、新たに上青木のSKIPシティに新築」と語っています。この2地点に絞った経緯をお聞かせください。

  イ 最終答申の結果の是非を問う川口市民投票を実施すること
  最終答申の結果の是非を問う川口市民投票を実施してください。私は上青木SKIPシティが建設地に最もふさわしいと考えています。市の中心部に位置し、新市立高校とSKIPシティと一体化した文化都市構想が図られ、速やかな建設工事が可能であるからです。直接民主主義は大反対の立場ですが、まちはみんなでつくるものだという考えは持っています。まちづくりの拠点となる市役所は、次世代、次々世代に遺恨を残さないために、市民投票を実施しようではありませんか、お考えをお聞かせください。

 (5) 総務管理費 庁舎建設検討支援業務委託料について

 仄聞するところ、シンクタンク系の民間企業数社を指名し、提案型の見積もり合わせと聞きますが、間違いありませんか。庁舎建設という大事な事業です。広く提案を聞くべきと考えるが、当局の見解をお聞きします。
  1回目の質問を終わります。

一般質問答弁用

◎岡村幸四郎市長 それでは、御答弁を申し上げます。

 大きな2の(2)のアの進捗状況についてのお尋ねでありますが、(仮称)赤山歴史自然公園及び(仮称)川口市火葬施設につきましては、今年度早々より現地の高さ測量、地質調査、物件調査、不動産鑑定等々を行い、それらの結果をもとに、現在、基本設計の作業や権利者の皆さんとの用地交渉を鋭意行なっているところであります。
 本計画は、自然環境や歴史文化遺産を活用した地域の振興や都市農業の活性化にも資する公園と、水と緑に囲まれた周辺環境と調和した火葬施設を、それぞれ整備方針としており、引き続き地元の皆さんの御意見を十分に伺いながら進めて参りたいと考えております。
 次に、(4)のアの記者会見の模様等々でありますが、本庁舎の建替えにあたりましては、現在7箇所に分散し、市民サービスの低下を来している庁舎、分室を集約するため、庁舎に求められる規模をおおむね4万平方メートルと想定し、想定建築物が建設可能な敷地面積や容積率、さらにはワンストップサービスの導入など、今後新たに提供すべき市民サービスを勘案しながら、これまで候補地の検討を行なってきたところであります。こうしたこれまでの検討結果を踏まえ、現在の本庁舎及び市民会館に新たに建て替える案と、SKIPシティC街区に新築する2つの案について候補地を絞り込み、議会の特別委員会に御報告をしてきたところであります。  今後、設置する川口市庁舎建設審議会におきましても、これまでの経緯を踏まえ、これら2つの候補地をもとに議論を進めていただきたいとお願いを申し上げる次第であります。
 以上であります。

 

◎原田倫則危機管理部長 御答弁申し上げます。

 (1)のアでございますが、交番の設置につきましては、埼玉県警察本部に確認したところ、現在、県内全域において新設の計画はないとのことですが、芝地区への設置を要望して参ります。今後とも公用車による防犯パトロールの実施や、自主防犯組織への支援など、地域の防犯力の強化に努めるとともに、警察との連携によって、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりに努めて参りたいと存じます。
 次に、同じくイでございますが、現在、芝東小学校が廃校となった後も、グラウンドは一時避難広場として利用しております。今後、跡地が利用されるまでは、引き続き一時避難広場として活用して参ります。
 以上でございます。

 

◎江連保明生涯学習部長 御答弁申し上げます。

 同じくウでございますが、旧芝東小学校の体育館及びグラウンドの利用につきましては、跡地利用計画が決定されるまでの間は、従来どおりの利用が可能となっております。
 一方、芝市民ホールの使用ができない場合は、近隣の公民館の利用について協力して参りたいと存じます。
 以上でございます。

 

◎境沢孝弘都市整備部長 御答弁申し上げます。

 同じく(1)のエについてでございますが、今後の跡地の活用につきましては、芝東第4土地区画整理事業の促進を図るための用地として有効活用して参りたいと考えております。
 次に、同じくカについてでございますが、芝東小学校跡地は、密集住宅地を抱える芝東第4土地区画整理事業地内の貴重な種地となりますことから、跡地利用につきましては、事業の促進を図るための用地として有効活用を図って参りたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
 以上でございます。

 

◎柴田宏之学校教育部長 御答弁申し上げます。

 (1)のオでございますが、芝東小学校閉校式における児童代表のことば「母校愛」は、芝東小学校にかかわったすべての方々の思いを代弁しておりました。卒業制作につきましては、現在、旧芝東小学校内にそのまま保管しております。今後、跡地活用の中で、当該用地に芝東小学校が存在したという足跡を何らかの形で残し、地域でその輝かしい歴史が語り継がれるよう、関係部局に対し配慮を求めて参りたいと存じます。
 以上でございます。

 

◎高木直人技監兼都市計画部長 御答弁申し上げます。

 (2)のイでございますが、ドッグランにつきましては、広域的な集客性の観点から、ハイウェイオアシスとあわせて、リピーターの確保策の1つとして検討していたものでございますが、議員御指摘のとおり、都市計画手続を行う中で、説明会に参加された地元の皆様の多くから不要であるとの強い御意見をいただいたことから、ドッグランは設置しないこととし、これにかわるリピーターの確保策として、子ども向けの大型遊具の設置について検討しているところでございます。
 以上でございます。

 

◎押田好正建設部長 御答弁申し上げます。

 (3)でございますが、現在の状況をさいたま県土整備事務所に確認いたしましたところ、当該地の歩道橋等の設置計画はいまだにないとのことでございます。実現できない理由は、財政的な理由とのことでございます。また、当時の県担当者が現地視察実施等の確認はできませんでした。当該歩道橋は、芝川サイクリングロード計画の一環として、管理者である埼玉県が整備すべきものと考えておりますので、今後とも埼玉県に要望して参りたいと存じます。
 以上でございます。

 

◎渡辺正之理財部長 御答弁申し上げます。

 (4)のイでございますが、川口市庁舎建設審議会は、本市の新庁舎の建設地を選定するために設置し、市長の諮問に応じ、新庁舎の建設の選定について御審議をいただき、最終的に答申をお願いするものであります。こうしたことから、市といたしましては、川口市庁舎建設審議会の答申を最大限尊重して参りたいと考えておるところでございます。
 次に、(5)でございますが、本庁舎の建替えにつきましては、地方自治や地方行政、都市計画やまちづくり、地域経済など、多方面にわたる専門的・技術的知識が必要であることから、シンクタンク系のコンサルタントに対して支援業務委託をお願いしたいと考えております。
 また、委託先の選定方法につきましては、各業者の支援体制の具体的提案内容、価格などをプレゼンテーションにより提案していただくプロポーザルの手法により選定して参りたいと考えてございます。
 以上でございます。

◆19番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成

数点、要望させていただきます。
  まず、芝東小学校にかかわってなんですが、もうこの問題は議会でも何度となく取り上げられております。やはり教育局と芝東小関係者との話し合いが密でなかったことが、話がこじれてしまった最大の理由であります。
  この3月5日の閉校式のときにも、芝東小学校の保護者の有志の皆様方が、市長あて、そして当時の議長あて、神山教育長あてと、私たち議員、そして教育局に対して、「閉校式式典を迎えて思うこと」というメッセージをいただきました。その中でもしっかりと書かれております。拙速な対応に対し、反対が起こるのは当然であると。やはり地元の住民との話を進める、市長が日頃からお話しされているとおり、まちはみんなでつくるものであります。やはり話し合いを十分にしてから事に臨むべきなのかなと。地元との話し合い、関係者との話し合いを十分にとっていただきたいなと思います。
  とにかく、この芝東小学校、10年間、1学年が1クラス状態ということで続いていたわけでございますので、同じ失敗を繰り返さないよう、種地として推進するのは大いに結構でございますが、この芝東すずかけの丘メモリアル的な、そういう記念的なものを踏まえた事業を推進していっていただきたいなと要望しておきます。
  それと次に、在家小学校のPTAから、私が当選以来、強く要望が出ている案件であります。神根橋とか地蔵橋の上には歩道橋が通って、土手を通学路とした場合、在家橋のところだけが歩道橋もかかってなければ、在家橋の下もくぐれない状況になっております。今、建設部長から答弁いただいたとおり、これは川口市の議会でやることではないなと私も認識はしております。しかし、川口市議会のこういう議論を尽くして、これから私がおつき合いをしていただいている県会議員を通して、予算をしっかりと取ってきてもらいたいなと思います。その際には、川口市も全面的にバックアップをしていただきたく、これも要望しておきます。
  それと、最終答申を重要視するというような答弁でありました。もちろん川口市庁舎建設審議会でございますので、最終答申を最重要視するのは当然のことであります。しかし、私はこの市役所の位置に関してだけは、私たちの世代以降、次世代、次々世代のためにも、川口市全体の今、市民投票条例をつくっております。私も今、その委員になっております。初めて市民投票するのに、私はこれは全く最適の案件だと思っております。ぜひ市役所の位置、私は先ほど申したとおり、上青木のSKIPシティ派でありますが、しかし、絶対ここの建替えをというお考えをお持ちの方もいます。川口市庁舎建設審議会の答申がどういうふうになっていくかわかりませんが、ぜひ、最終答申に是非を問う市民投票を実施していただきたく、これまた要望をして質問の大きな3つ目に移ります。

1 「言葉にならない愛」教育問題について

◆19番(稲川和成議員) 自由民主党の稲川和成です。
 まず、傍聴席にお越しいただいた皆様方、何かと御多用中にもかかわりませず傍聴くださいますこと、心より感謝申し上げます。また、インターネット中継を御覧の皆様、時間調整をいただきまして大変ありがとうございます。
 それでは、平成15年、初当選以来の私の政治活動スローガン「未来の宝、子どもたちのために」の実現を目指し、通告に従い、順次質問をして参ります。

一般質問稲川先生似顔絵

(1) 市立高等学校3校統合について

 ア 初代校長先生人事が最重要
 最重要課題を1つ挙げなさいと問われたら、私は初代校長先生人事が最重要であると答えます。これまで多くの議員から議会で質問があり、答弁を聞いていますと、当局の考え方には納得できません。県の制度、教員応募制度や教員人事希望表明制度、県教育委員会と連携をとり、全県から優秀な教員を募集するとしています。他力本願という感じです。校長先生とその両腕の核となる3名は、市長と教育長と小生が中心に、今から全力で物色すべきと考えます。当局の考え方をお聞かせください

 イ 理数科2クラスは多い、少数精鋭1クラスに
 質問イとしてお尋ねしますが、理数科2クラスは多いと考えます。少数精鋭1クラスでスタートさせるべきと考えます。

 ウ 私立全盛時代だからこそ体育科設置を
 そもそもこの3校統合事業は、私の同期生であった故千葉正明議員と私が平成17年12月定例会においてぶち上げた千葉稲川提案事業であります。基本理念は、将来有望な中学生が他市他県に流れるのは耐えがたい。入学を希望してもらえる新校を開校させるしかないが原点です。今年の甲子園埼玉県予選、地元県立川口高校は、ベンチ入り20人中18人が地元川口の中学校を卒業、きっすいの地元っ子チームがベスト4へ進出しました。全国より生徒を集めている私立高校と互角に渡り合うことができました。私立全盛時代だからこそ、高い志ある中学生を集める環境づくりをするべきです。お考えをお聞かせください。

(2) 平成24年度使用中学校教科用図書採択の結果より

 昨年8月4日の秘密会で、意見が2対2に分かれた歴史と公民についてお尋ねいたします。
 ア 歴史的分野について
 (ア) 歴史上の人物を教えられる教科書か
 まず、独立した人物コラムで大きく取り上げた歴史上の人物について伺います。
採択した東京書籍は8人で、永瀬委員長、小井土委員が推した育鵬社は63人です。学習指導要領は、「我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」、国家・社会の発展に尽くした「歴史上の人物」を、「その時代や地域との関連において理解させ、尊重する態度を育てる」と述べています。採択した教科書では、歴史に対する愛情を深め、歴史上の人物を深く学ぶことはできないと考えるがいかがか。

 (イ) 日本の神話を教科書で教えているか
 永瀬委員長が会議録18ページで指摘した神話の扱いです。採択した教科書のどこに書かれているのですか。「内容の取扱い」に、神話伝承などの学習を通して、当時の人々の信仰や物の見方などに気づかせるよう留意するとあります。神話無視の教科書でどんな教え方ができるのですか。

 (ウ) 江戸時代を正しく教科書は評価しているか
 採択教科書は、身分差別史観と一揆史観を強調し過ぎに感じます。江戸時代の身分社会は流動的な部分もあったと紹介する教科書のほうが、中学生にはふさわしいと感じるがいかがか。

 イ 公民的分野について
 (ア) 自衛隊の役割を教科書は明記しているか
 東日本大震災では、10万人体制を組み、不眠不休の活動で被災者の救援活動に当たり、災害が起きたとき、頼りは政府ではなく自衛隊であると多くの人々が痛感しているはずです。採択教科書は、まるで自衛隊は憲法違反の存在だともとれる書き方になっている。さらに、自衛隊の災害救助活動や自衛隊に対する国民世論について記述が見られない。また防衛費の移り変わりのグラフから自衛隊の増強に反対しているような書き方で、ふさわしい教科書とは思えません。

 (イ) 拉致問題について教科書は明記しているか
 採択した教科書で拉致問題がなぜ起こったのかわかりますか。拉致問題を人権侵害として捉えていますか。私は、平成20年9月定例会で、中学生にアニメ「めぐみ」を見せ、人権問題の教材とすることを提案しました。答弁は、「各学校に活用をお願いしている」とのこと、採択された教科書から拉致問題が人権侵害であると学ばせることができるのか疑問であります。

 (ウ) 天皇陛下は中立、公正、無私なお立場にあると理解させられる教科書か
 採択した教科書は、天皇陛下についての記述がたったの5行です。天皇を単なる象徴としか教えられないのではないでしょうか。この教科書で、天皇が直接政治にかかわらず、中立・公平・無私な立場にあることで、日本国を代表し、古くから続く日本の伝統的な姿を体現したり、国民の統合を強めたりする存在となっていることを説明できますか。

 (3) 地図教材について

 韓国、中国、ロシアと領土問題となっている竹島、尖閣、北方四島の位置が理解できる地図を、各中学校で使用していますか。日本固有の領土に対し、なぜ3か国は不法占拠や言いがかりをつけるのか。何種類かの地図を使った授業をしていますか、お尋ねいたします。

 (4) 川口市教育委員会委員について

 神山教育長さんに4点質問します。
 なお、永田委員長さんの質問ア、イについての認識を御存知でしたら、あわせて答弁ください。
 ア 河村名古屋市長発言について
 河村名古屋市長の南京事件発言を支持しますか。
 イ 領土問題について
 領土問題(尖閣、竹島、北方四島)について、どのようにしたいと思っていますか。
 ウ 平成23年8月4日秘密会会議録より
 昨年8月4日の秘密会会議録によると、2対2となった歴史と公民だけに注視したとき、教育長と永田委員長さんは、「推薦された教科書以外を採択したら現場が混乱する」、「現場の声を生かす」などの発言をされています。
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第6項に、「採択権者は教育委員にあり」とされている。当時の永瀬委員長と小井土委員の発言こそが教育委員の発言です。教育長と永田委員長の発言は容認できません。なぜ妥協できなかったのですか。
 エ 委員任期より
 2期7年間の最大の実績は何ですか。反省点はありますか。次の任期で川口の教育をどのようにしますか。お答えください。

 (5) 中学校囲碁普及のあり方について

 第33回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会が、7月31日、8月1日の2日間にわたって、日本棋院会館で行われ、中学生の部で西中学校1年生の中島光貴君が見事優勝しました。また9回目となる小中学校囲碁団体戦全国大会で、西中学校はベスト8に入り、入賞されました。昨年の飯塚小学校全国優勝に続き、市内の子どもたちは頑張っています。
 質問ですが、現在、市内27中学校で囲碁部と名のつくクラブのある学校は1校しかないと聞いております。顧問の教員確保等、諸問題のあることは認識しています。そこで提案ですが、放課後、各学校に囲碁教室を開いてはいかがでしょうか。
私の時代は帰宅部と呼んでおりましたが、何もクラブ活動をしていない生徒に「囲碁を覚えてみては」と声をかけたり、また運動部は、雨などで練習が中止になった場合、礼に始まり礼に終わる礼節を重んじる勝負事のゲームですから、精神力アップにも必ず通じるものがあると確信しています。想像ですが、授業が終わり真っすぐに帰宅し、テレビゲーム等で時間を過ごす生徒の生活は改善させるべきです。指導者については、日本棋院川口支部が全面協力していきますので心配御無用です。御見解をお伺いいたします。

一般質問答弁用

◎神山則幸教育長 それでは、お答え申し上げます。

 (1)のアについてでございますが、初代校長人事の重要性につきましては、十分大切なものというふうに認識をしております。その人事につきましては、現在の市立高等学校のよき伝統を理解し、新校の輝かしい出発に、十分その手腕を発揮できる人材を、幅広い選択肢の中から選択できるよう、時期を逸することなく進めて参りたいと考えております。
 次に、(4)のアについてでございますが、個人的な発言についてのコメントは差し控えさせていただきますが、南京事件については、今もなお多くの研究者により諸説あることの認識はいたしております。
 イについてでございます。議員お話しの領土につきましては、日本固有の領土であると認識をしておりますが、このことは国家間で議論を交わすことが大切であると思っております。
 永田委員長のアとイの意見や考え方につきましては、日頃から教育委員同士でさまざまな教育課題について意見交換をしておりまして、アとイのことにつきましては、永田委員長も私と同様な意見をお持ちであります。
 次に、ウについてでありますが、教科書採択に当たりましては、川口の生徒にとりまして、わかりやすく、使いやすいという視点で意見を述べさせていただきました。加えて学校経営に当たる校長先生や、直接、生徒の指導に当たります社会科の教員の意見を考慮することも大事なことの1つであると思って発言をさせていただいたわけでございます。最終的には教育委員の合意のもとに採択された教科書でございます。
 エについてでございますが、私は川口市教育委員会委員の1人として、毎年度、川口市教育委員会が定めました「教育行政の重点施策」の実現に全力で取り組んで参りました。川口市の教育行政は、私個人の力で進めるものでなく、個人の実績となるものでもございません。「事務点検・外部評価」などを通じて、よい評価をいただいた事業が教育委員会としての実績でございまして、至らないと御指摘いただいた事項が反省点でございます。今後とも教育の安定性と継続性を維持しながら、学校教育におきましては、川口市の子どもたちの確かな学力、豊かな人間性をはぐくむ、いわゆる智・徳・体の調和のとれた人間形成を目指し、また生涯学習活動においては、世代を超えた多くの市民が生涯にわたり学び続ける地域社会の実現に取り組み、川口市の将来を展望した教育施策の展開に全力を傾注し、職務に精励して参りたいと存じます。
 以上でございます。

◎柴田宏之学校教育部長 御答弁申し上げます。

 (1)のイでございますが、理数科2クラスの設置につきましては、産業都市としての本市の将来の発展をかんがみ、特に自然科学分野に能力を発揮できる将来のリーダーの育成の必要性を認識したものでございます。2クラスの設置により切磋琢磨する機会を数多く与え、優秀な人材をより多く育成できるものと考えております。
 次に、ウでございますが、新しい市立高等学校におきましては、文武両道にすぐれ、智・徳・体のバランスのとれた生徒の育成を目指し、普通科に加え理数科を設置する予定でございます。
 現在の市立3校においても、陸上競技部、ソフトテニス部、新体操部など多くの部活動で優秀な実績を上げております。新校建設に当たり、新たな施設の整備を契機として、さらなる飛躍を目指し支援して参ります。
 次に、(2)のアの(ア)でございますが、歴史を具体的に理解させるためには、歴史の展開の中で大きな役割を果たした人物を取り上げることが大切であると認識しております。御指摘のとおり、コラムの扱いは大きな差がございますが、本文を含めますと、現在使用されている教科書においても、主な歴史上の人物は取り上げられております。中学校におきましては、基礎的・基本的な知識の確実な定着が重視され、歴史学習の中心は、我が国の歴史の大きな流れを理解させることとされておりますことから、現在使用の教科書も学習指導要領の趣旨に沿って学習できる教科書であると捉えております。
 次に、(イ)でございますが、社会科の学習におきましては、さまざまな資料を活用する授業が実施されております。歴史学習におきましても、教科書だけで教えるのではなく、必要に応じて他の資料も活用しながら授業を行なっております。日本人として大切にすべき、人々によって語り継がれてきた神話を学習することにつきましては、教師の説明やその他の資料等も活用しながら、「当時の人々の信仰や物の見方に気づかせる」という学習指導要領の趣旨を踏まえた学習がなされるよう指導して参ります。
 次に、(ウ)でございますが、中学校学習指導要領解説社会編では、「身分制度が確立し、それぞれの身分の中で人々が職分を果たしたこと」に気づかせることと示されております。中学校の歴史学習では、我が国の歴史の大きな流れを理解させることが中心とされ、基礎的・基本的な内容の確実な定着が求められております。現在、使用されている教科書におきましても、江戸時代について学習指導要領の趣旨に基づき学習ができる教科書であると考えております。
 次に、イの(ア)でございますが、自衛隊につきましては、我が国の防衛や国際社会の平和と安全の維持のために果たしている役割等について明記されております。
具体的には、「日本の防衛」という任務に加えて、「東日本大震災の災害派遣」、「国連平和維持活動への参加」、「公海上での海賊対策のための護衛」等の内容が記載されております。今後も自衛隊の果たしている役割について、新聞その他の資料も活用しながら、学習指導要領の趣旨を踏まえた学習がなされるよう指導して参ります。
 次に、(イ)でございますが、現在使用している公民的分野におきましても、拉致問題について明記されております。拉致問題は、人権問題の課題の1つであり、学校教育におきましても児童・生徒にしっかり指導しなければならない問題であると認識しております。拉致問題の学習につきましては、教科書だけでなく、平成20年度議員に御提案いただいた人権啓発資料アニメ「めぐみ」等を積極的に活用して、理解を深める学習に取り組んでいるところでございます。
 次に、(ウ)でございますが、学習指導要領の解説では、「国民主権と関連させながら、天皇が日本国及び日本国民統合の象徴であることと、内閣の助言と承認によって行われる天皇の国事行為の特色について理解させる」と示されており、現在使用されている教科書においても、学習指導要領の趣旨に基づいた学習はできるものと考えております。
 社会科の授業におきましては、教科書に記載されている基本的な内容について、新聞、ニュース等の情報を活用し、具体的な事例を取り上げて理解を深めるよう努めております。
 次に、(3)でございますが、領土問題につきましては、日本を中心とした掛け地図あるいは地図帳のさまざまな地図を組み合わせながら活用して学習しているところでございます。
 次に、(5)でございますが、囲碁は知能を争うわざとして品位を重んじ、礼儀を尊び、対局上の作法を大事にする伝統ある競技と捉えております。中学生が囲碁を体験することは、集中力が高まると同時に健全育成にもつながると考えております。
教育委員会といたしましては、囲碁に対しましても、生徒が興味・関心を持てるよう、その普及について中学校の校長会等に働きかけて参ります。
 以上でございます。

一般質問稲川先生似顔絵数十点、再質問したいところなんですが、限られた時間でございますので、数点に絞り再質問と数点の要望をさせていただきます。
 まず、歴史教科書の答弁の中で、コラムでは取り扱っていないけれども、人物は教科書の中で取り扱っているという内容の答弁がありました。確かに採択した東京書籍にも、そうしますと約300人出ております。しかしながら、永瀬委員長と小井土委員さんが推薦した育鵬社さんは、数えたところ497人出ているんですね。
教科書が分厚いかどうかというと、ほぼ同じページ数なんです。それだけ永瀬委員長、小井土委員が推した育鵬社はすぐれものだと私はそう思っております。
 そこで、まず再質問の1本目ですけれども、東京書籍のコラムの一番最初の重要人物として取り上げているのがアテルイ、教育長、アテルイとは、そんなに取り上げるべき人物でしょうか。または、こっちの育鵬社さんのコラムの一番最初に出てくるのは聖徳太子であります。アテルイさんと聖徳太子を比較した場合、はるかに私は中学生には聖徳太子を重要視して教えるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
 そして2つ目、再質問をさせていただきますと、まず神話の学習であります。永瀬委員長、神話はどこにも出ていないと採択の現場で言っているにもかかわらず、教育長と永田委員さんは、東京書籍を推したわけであります。
 部長の答弁の中で、教科書以外の補助教材を使ったり歴史資料を使うというお話がありました。そうしますと、川口には27の中学校があって、各中学校でどの補助教材を使うというチョイスは現場に任せているという僕は認識なんですね。すなわち27の中学校で違う補助教材を使い、しかも現場の教師が歴史資料等、または新聞記事等を持ってくる。すなわち川口の中学生は、歴史においては教科書以外で、もちろん勉強させるというのは否定しませんが、それぞれ違う資料で勉強しているというわけであります。私はやはり義務教育である中学校の社会科の教育でありますので、公平性を持たせるべきだと思います。教科書に全く出ていない神話を、若い新米教師がどこまで教えられるのか疑問であります。再質問をさせていただきます。
 そして、3つ目の再質問としまして、公民のほうから1点取り上げますが、私は平成20年、横田めぐみさんの事件、DVDのアニメの「めぐみ」をぜひ中学生に見ていただきたい。拉致されたとき13歳、市内の中学生と同じ年であります。
 人権のことを考えるには、やはりめぐみさんが一番今、題材として、めぐみさんの御家族に対しては本当に申しわけないな、一日も早い救出を私も願っているところでありますが、学習指導要領の目標の1に、「国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を」というのが1つ目に出ております。私はこのめぐみさん事件が川口の中学生に国民主権という視点から教えるのには一番いいのかなと。
採択した東京書籍には、めぐみさんのことは全然書かれておりません。育鵬社のほうには半ページを使って大きくこの拉致問題を取り上げております。この辺について再度、答弁をいただきたいと思います。
 そして今度は、地図教材のほうから数点、再質問をさせていただきます。
 恐らく今、川口の中学生は、この世界地図を使って勉強しているかと思います。
日本がちょうど真ん中の位置にあります。よく日本は極東だと言われております。この極東というのを、なぜ極東と言われているのかを、果たしてこの地図で説明できるかどうかは疑問であります。そして、きのうもサッカーのワールドカップ予選で対戦したイラクや、そして今、内戦状態に陥っているシリア、ここらを中東と呼んでおります。中学生に対して、この世界地図でどういう教え方をできるのかであります。私はやはり地図というのは何点か用意するべきだと思います。
 そこで1点、提案させていただきますが、東アジア地勢図と呼ばれている地図があります。これはどういう地図かと申しますと、中国の首都・北京の位置がここであります。この北京から太平洋を描いた地図であります。そうしますと、北京から太平洋を見ますと、日本の最北端であるこの択捉島から、ずっと北海道、本州、四国、九州、南西諸島と、まるで太平洋、中国大陸を防波堤のように守っていると。
見方を変えると、こういう見方になる。すなわち川口の中学生にもさまざまな地図を見せて、言葉だけではなくて学習することを私は望みます。この地図を見ますと、竹島がここにあって、尖閣諸島がここにあるわけなんですけれども、連日のように今、テレビニュース等、または新聞で取り上げております。やはり韓国から見て竹島、中国から見て尖閣、どうしても不法占拠や言いがかりをつけたくなる、地図からしてもそういう判断ができるのかなと思います。その辺について、このアジア地勢図の感想がもしありましたら、教育局、答弁をいただきたいと思います。
一般質問答弁用

◎柴田宏之学校教育部長 それでは、再質問に御答弁申し上げます。

 まず、(2)の歴史上の人物についてでございますが、教科書によって歴史上の人物の取り上げ方が異なる場合はございますが、中学校の社会科学習は、基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るとともに、さまざまな資料を活用して、多面的・多角的に考察する学習が重視されておりますことから、現在の教科書も問題がないものと考えております。
 2点目ですが、神話の学習についてでございますが、いずれの教科書におきましても、個々の学習、事項を追うごとに記述の量は違いもございますが、実際の指導に当たりましては、一番の基本となります学習指導要領の趣旨に基づいて軽重をつけたり、必要に応じて補充したりすることが大切だと考えております。実際の授業におきましては、教科書に書かれている神話や伝承などをもとにまとめられた歴史書の古事記や日本書紀などがつくられましたという内容につきまして、資料集や教師が説明を加えながら指導をしているものと考えております。
 3点目でございますが、拉致問題につきましては、重大な人権問題であり、社会科だけではなく、人権教育に位置付けて学校全体で指導していかなければならないと考えております。特に本市にとりましては極めて重要な課題でありまして、アニメ「めぐみ」の視聴とあわせまして、市のホームページや、そこにあります「消えた川口の5人」という身近で具体的な資料を授業で活用しながら指導することで、拉致問題に関する子どもたちの理解を深めることができるものと考えております。
 地図教材についてでございますが、社会科の学習におきましては、さまざまな資料を適切に選択活用して、社会的事象を多面的・多角的に考える学習が重視されております。特に地理学習におきましては、さまざまな視点から位置関係を考えることは大切なことでありまして、先ほど御指摘いただきました地図教材についても興味深いものがあると考えております。実際に、授業でどのような活用が考えられるか研究して参りたいと考えております。
 以上でございます。


◆19番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成

 部長が今、一生懸命答弁いただいたわけなんですけれども、正直よくわかりません。
  この教科書ももちろん大事なんです。ただ、私が問題視したいのは、各学校27校において補助教材が統一されていない。そして現場の教師によって、新聞または社会資料等、違うものを使っている。すなわちその担任の先生、誰に当たるかによって、川口の生徒の歴史観も大きく変わるのかなと。
  私の手元に、ある川口の高校生のコメントをいただいております。要約するとこんな感じです。「中学まで日本の悪い面ばかりしか知らなかった僕にとって、日本史のおもしろさがわからず、勉強していても苦痛だったが、本当の歴史を教えてもらいたい。日本人の人間性のよさがわかってきた。日本という国がますます好きになってきた」、これは先生の影響を受けて、高校に入って、中学のときは日本史の勉強はつまらなかったけれども、高校へ入っておもしろかったということであります。
  また、先ほど地図を見せました。日本という国は、陸地だけを見ると37万平方キロメートルということで、世界で61番目の国ですけれども、海の広さ、すなわち領海と排他的経済水域を足した面積というのは、何と447万平方キロメートルにもなるんですね。この広さというのは、世界で6番目の広さとなるわけなんです。北は択捉島から最南端は沖ノ鳥島まで約3,020キロメートル、最東にある南鳥島と西の与那国島、この距離が約3,143キロメートルとされております。実に広い国だということを中学生に、海洋国家日本であるということをしっかりと教えていただきたいなと。そして例えばこの冬の時期、最北端の択捉島がマイナス20度を下回る気温としたら、最南端の島になる沖ノ鳥島では、気温が約30度ということで、同じ国内でも50度の温度差がある。さらに、南鳥島と与那国島の経度の差が31度ということは、時差にして何と2時間もあるわけなんですね。小さい国家ではないわけなんです。その辺を夢と希望あふれる社会科の授業を推進していただきたいと思います。