2 水と緑の美しい街づくり都市整備問題について

それでは、大きな2の質問に移ります。

一般質問稲川先生似顔絵  

(1) (仮称)関東郡代伊奈赤山沼自然公園建設を

 昨年12月定例議会にて質問提案をいたしたときの答弁では、公園計画を含めて全庁的に検討して参ると企画財政部長は答えられていましたが、聞くところによると、本年4月より市が一般廃棄物最終処分場整備用地として買収した約2万2,000平米の用地が環境部廃棄物対策課から都市計画部公園課に移管されたとのこと。地元市民は大歓迎と大きな期待を寄せています。
 そこで質問ですが、全体計画がどのように進捗するのかお聞かせください。本日は傍聴席に赤山地区より多くの市民の方も見えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 

(2) 旧埼玉県工業技術センター跡地利用に係わって

 解体工事がいよいよ今月末からスタートし、跡地利用が現実のものとなってきましたが、地元説明が不十分ではないかと感じています。本年6月15日、芝支所において我が党の高橋英明、吉田英司、若谷、柳田の各議員とともに芝地区町会長さんと懇談会を開きました。その際、連合町会長をはじめ多くの町会長さんに質問、要望をいただいたわけであります。
 昨年12月議会での私の質問に対して、前都市計画部長は、18年8月に地元説明会を開催し、桜を活用した自然散策路のある公園の整備を強く要請されたと答弁しておりますが、大人だけではなく未来の宝・子どもたちの視点でも計画を進めていただきたい。具体的に申し上げますと、産業道路の向かい側には芝南小学校があります。そこの児童の生の声、どんな公園ができたらいいかなと一度聞いてみていただきたい。
 質問アとして、地元市民、議員に対して基本設計の説明はいつごろからか。
 質問イとして、公園の基本設計はいつごろから取りかかるのか。
 質問ウとして、工事着工で邪魔になる桜の木を移植していただきたいが、可能か。可能ならば近隣の芝1丁目公園や桜の木を強く要望している柳根町公園へ移植していただきたいが、いかがかと思ったのですが、樹齢50年を過ぎているとのこと。2つの公園にはぜひ若くて強く立派な桜を新たに植樹をしていただきたいが、どうか。

 

(3) 芝川(上根橋~在家橋)の土手整備について

 先月26日、埼玉県知事選で再選されました上田清司知事の三大公約の一つに、緑と川の再生をキーワードに水辺空間の創造、川の再生に取り組むとのことです。過去2回、私は芝川の土手整備にかかわる質問をしてきましたが、答弁はぱっとせず、県に改善方を強く働きかけて参るで終わる、つかみどころのない定番です。ついでに定番答弁を挙げると、全庁的に検討して参るとか、関係機関と検討して参るとか、毎議会ごとに検討事項が増えて、本当に検討しているのか疑問である。いわゆるその場しのぎの答弁で議会軽視ともとれる。
 そこで質問ですが、在家橋の歩道橋設置を働きかけて参ると昨年12月議会での答弁です。いつ、誰が、誰と、どこで、どのような働きかけをしたのかお答えください。  2点目として、4橋の安全性は大丈夫か。現地時間、先月一日夕方、アメリカ・ミネソタ州のミネアポリスにて、ミシシッピ川に架かる橋が崩れ落ちる事故が起きました。
神根、芝、前川をはじめ多くの市民の生活道路となっています。安全を保障してください。
 他の市内の橋については後輩の関議員が最終日に質問します。

 

(4) 神根地区の下水道計画について

 質問アとして、赤山源長寺地区について。
 この質問も昨年12月定例会の答弁のその後をお聞かせください。新下水道部長さんがしっかりと引き継ぎされていることと思い、すばらしい答弁を期待します。積極的な国庫補助事業の活用等により財源確保していくとのお答えでしたが、どのような活動をされたのか、1点目としてお尋ねいたします。
 2点目として、計画的な汚水幹線の整備とあわせて面整備に努めるとのことでしたが、具体的にどんな整備なのかお聞かせください。
 質問イとして、芝川西岸の根岸地区について。
 東京外環自動車道と芝川と六ヶ村用水、伊刈排水区雨水幹線に囲まれた、いわゆる根岸第一町会と呼ばれている市民から下水道普及の熱望が私のところに届いています。神根地区では珍しく芝川の西岸に位置していることから、インフラ整備が進む前川、芝地区に隣接。行政は私たちを陸の孤島と考えているのかと悲愴が漂っています。この地区にも早期に普及していただきたいが、どのような計画かお話しください。

一般質問答弁用

◎田村英之技監兼都市計画部長 順次お答え申し上げます。

 大きな2の(1)(仮称)関東郡代伊奈赤山沼自然公園建設をについてですが、議員から御質問のございました一般廃棄物最終処分場整備用地につきましては、全庁的な見直しのもと、公園としての利用を現在検討しているものでございますが、最終処分場計画地として設定されていた区域であり、公園整備上幾つかの課題もございますことから、今後地元の皆様方の御意見を伺いながら区域の見直しの方向性も含め、検討を進めて参ります。
 次に、(2)のア 公園の説明会の時期についてですが、旧埼玉県工業技術センター跡地約1万4,000平米のうち約8,800平米を公園として整備するにあたり、現在公園計画の素案を作成しておりますので、今月中、遅くとも来月には地元町会の皆様等に素案をお示しし、御意見、御要望をお伺いし、地域の皆様により親しんでいただける公園にしたいと考えております。
 次に、同じくイ 公園の基本設計の時期についてですが、公園の基本設計につきましては、地元の町会の皆様方と施設の内容、配置等につきましての合意形成がなされてから速やかに行いたいと存じます。
 次に、同じくウ 桜の木についてですが、現在検討させていただいているところでは、跡地内の14本の桜のうち12本まではそのまま活用できる予定ではございますが、残りの2本につきましては植栽から相当の年数が経過していることから移植に困難を伴い、さらにほかの桜の生育の障害ともなることなどから、現在のところ伐採する方向で検討しておりますが、この点も含めまして、今後公園整備の地域への説明等を通じて皆様方の御理解を得て参りたいと考えております。
 なお、桜の植栽を強く要望されている公園につきましては、別途対応を検討して参りたいと存じます。
 以上でございます。

◎大野晃建設部長

 大きな2の(3) 芝川(上根橋~在家橋)の土手整備についての1点目ですが、芝川サイクリングロードにおける在家橋の歩道橋にかかわる要望につきましては、管理者でありますさいたま県土整備事務所に写真等持参の上、昨年12月下旬に要望したところでございます。今回、再度確認しましたところ、現段階では計画がないとのことでございますので、さらに現場での立ち会いを求めるなど、強く働きかけて参りたいと存じます。
 次に2点目ですが、地蔵橋及び網代橋は昭和55年道路橋示方書に基づき架設されたものであり、一定の安全性を有している橋梁であります。また、在家橋は昭和55年以前の示方書に基づくもので、耐震補強が必要とされておりますことから、現在進めております「橋りょう耐震補強事業」で計画的に補強するなど、安全性の確保に努めて参りたいと存じます。なお、上根橋につきましては、県が管理していることから、早期に安全性の確認をするよう要望して参りたいと存じます。
 以上でございます。

◎山下治下水道部長

 大きな2、(4)アの1点目、要望活動についてでございますが、機会あるごとに埼玉県及び日本下水道協会等を通じまして、国に対し財源確保のための要望活動を実施しているところでございます。
 同じく2点目、赤山源長寺地区の下水道整備につきましては、平成19年3月に事業認可を取得したところでございます。今年度は国道122号線の医療センター入り口交差点から新井宿駅北側道路を経由し、県道越谷鳩ヶ谷線の新井宿駅東交差点までの汚水幹線の整備を国庫補助事業として予定しております。また、来年度以降、引き続き汚水幹線整備とあわせ、各家庭などからの汚水を直接接続できる面整備管の布設を進めて参ります。
 次に、イ 芝川西岸の根岸地区についてでございますが、芝川西岸の根岸地区の下水道整備につきましては、芝東第4及び第6土地区画整理事業区域内でありますことから、区画整理事業の進捗状況にあわせ、積極的に整備を進めるとともに、将来とも変わらない道路等、整合の保てる箇所については整備を進めているところでございます。今後も引き続き区画整理事業と整合を図りながら、下水道の整備促進に努めて参りたいと存じます。
 以上でございます。


◆11番稲川和成議員 自由民主党の稲川和成

 大きな2の都市整備問題にかかわって各部長さんたちよりいい答弁をいただき、ありがとうございました。その中でも特に下水道部長さんから赤山源長寺地区の下水に関して、ようやく122号くぐってくれるという答弁をいただきました。これは赤山地区の市民に対して本当にありがたい答弁だなと。これで赤山地区にも下水道の芽がようやく芽生えたということで、私も地元に持ち帰って早速市民の方に報告をさせていただければと思っております。